手ぶら登園保育コラム

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スケッチブックシアターで保育の幅が広がる!作り方と題材をご紹介!

1枚1枚ページをめくって物語が進んでいくスケッチブックシアター。やってみたいけれど、作り方や題材に悩んでいるという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、スケッチブックシアターのねらいや作り方、おすすめの題材をご紹介します。自由度が高くオリジナリティを出せるので、普段の保育から一歩抜け出したいときにおすすめです。

スケッチブックシアターとは

スケッチブックシアターとは、スケッチブックを1枚ずつめくって物語を進めていく遊びのことです。ペンやクレヨン、色鉛筆などで絵を描くだけなので、準備がしやすいでしょう。

基本的にはページの表のみにイラストを描いていき、裏は真っ白のまま使います。

さらにクオリティを上げたい場合は、紙であることを活かして、切り込みを入れた仕掛けを作ることもできます。歌を絵にしたり、絵にオリジナルの色をつけたりと、自由度が高いのが特徴です。

スケッチブックなので、リュックサックやトートバッグに入れて持ち運びも簡単にできます。

スケッチブックシアターのねらい

保育現場では、他の活動の前の導入として使われることが多いスケッチブックシアター。

絵本の代わりになることも多く、子どもたちの興味を惹きつけることをねらいとしています。

「これから何が始まるんだろう?」「やってみたい!」「面白そう!」と思えるようにすることが大切です。絵本よりも大きなサイズで文章もないため、子どもたちにも見やすくなっています。

そのため、質問を投げかけたときも反応よく返してくれることが多いです。

スケッチブックシアターの作り方

スケッチブックシアターの材料は、100円ショップで揃えることができます。普段から使用するものばかりなので、改めて購入する必要がない場合もあるでしょう。スケッチブックシアターの材料は以下のとおりです。

  • スケッチブック
  • 色を塗るもの
  • 画用紙
  • ハサミ
  • のり

色を丁寧に塗ったり、仕掛けを作ったりと製作に凝るほど時間がかかります。ここからは、さらに詳しく色の塗り方や仕掛けの作り方を見ていきましょう。

色の塗り方

色をつけるための材料は以下のとおりです。

  • 色鉛筆
  • クレヨン
  • 水彩絵具
  • 水性マーカー
  • 油性マーカー

花や人物の服の色など、自分の好きな色に塗れる楽しさがあります。保育園の雰囲気や子どもたちの気持ち、季節に合わせて色を変えることができるのもスケッチブックシアターの魅力の1つです。

また、何で色を塗るかによって絵のタッチが変わるのも、スケッチブックシアターならでは。淡い感じ、はっきりとした感じ、パステルカラーのみ、原色のみなど、物語や伝えたい雰囲気に合わせて変えましょう。

保育士が事前にすべて色を塗っているのも良いですが、子どもたちの目の前で色を塗るという仕掛けがあっても面白いです。

仕掛けの作り方

仕掛けと聞くと難しいイメージがありますが、作り方は意外と簡単です。

単純に絵を描くだけではなく、画用紙を上手に切って部分的に見せたり隠したりすることで、表現の幅を広げましょう。部分的に見せることで、子どもたちは何があるのかを考え、発言しやすい状況になります。

以下に、簡単な仕掛けの作り方の例をまとめました。

  1. スケッチブックの輪の部分を上にして、1枚目にのれんの絵を描く。
  2. 描き終わったら用紙の真ん中部分を縦半分に切る。
  3. 2枚目は切らずに動物の絵を描く。このとき、右半分にその動物の特徴的な部分を一部だけ見えるように描く。
  4. 仕掛けの完成!1枚目ののれんの右側をめくると、動物の一部分が見える。何の動物かを子どもたちに答えてもらおう。

スケッチブックを切ったりめくったりして、子どもたちがわくわくする仕掛けを作ってみてください。

スケッチブックシアターの人気題材おすすめ6選

スケッチブックシアターの題材は、子どもの年齢に合わせて選ぶことが大切です。乳児の場合は動物などが出てくる物語、幼児の場合はクイズ形式にすると良いでしょう。

ここからは、スケッチブックシアターにおすすめの題材を6つご紹介します。

ぞうさんのぼうし(対象年齢:1~3歳)

歌に合わせて可愛い動物たちが帽子に入ってきます。動物の鳴き声や数の数え方、動物の種類などを学ぶことができます。
動物の鳴き声に合わせて子どもたちも歌ったり、手を叩いたりできるので、飽きることなく楽しめるでしょう。

トントントン♪どなたです(対象年齢:1~4歳)

トントントンと歌いながら、ドアを開ける楽しさがあります。
年齢が上がると、ドアを開ける前に誰の家か当てるクイズ形式にもできます。

なにがのびーる(対象年齢:2~4歳)

「何かが伸びるよ!」というときに、みんなで魔法をかける掛け声を出すため、一体感が生まれます。
年齢が上がるにつれて、物や動物の名前のレパートリーが増えるので、クイズ形式でも楽しめるようになります。

ガチャガチャマシーン(対象年齢:3~5歳)

子どもが大好きなガチャガチャを題材にしたスケッチブックシアターです。
「次は何が出てくるかな?」というわくわくドキドキする感覚を楽しめます。

ゲームセンターやショッピングモールでよく見かけるガチャガチャを保育園でも体験できるため、興味津々で聞いてくれるでしょう。

くいしんぼうゴリラ(対象年齢:4~5歳)

歌を歌いながら、ゴリラがいろいろな食べ物を食べる様子を表現します。
仕掛けが上手に作られており、実際にゴリラの口の中に食べ物を入れていく楽しさを味わえるでしょう。

八百屋のお店(対象年齢:5歳)

歌に合わせて、八百屋に並んでいるものをテンポよく紹介する構成です。
中には八百屋に並んでいないものもあり、子どもたちは実際のお店の様子を思い出しながら、考えることができます。

題材は、お菓子屋さんやパン屋さんに変えても良いです。いろいろなお店の紹介ができるため、子どもたちの視野も広がっていくでしょう。

スケッチブックシアターの購入方法

現場によっては、人手不足などの影響により保育士が忙しく、手作りできない場合があります。
そんなときは、スケッチブックシアターの購入も検討しましょう。お手頃な価格なので、必要な題材をまとめて購入することもできて便利です。

minne

すべてハンドメイド作品で種類が豊富にあります。スケッチブックシアター以外の商品も探すことができるため、保育に使う道具をまとめて購入したい場合はとても便利です。

minne 公式HP https://minne.com/

メルカリ

ハンドメイド作品や実際に現場で使用したものも販売されています。中古品の場合は相場より安いことも多く、経費削減にもつながるでしょう。スケッチブックシアター以外の商品も購入できます。

メルカリ公式HP https://www.mercari.com/jp/

まとめ

スケッチブックシアターの製作に必要なのは、基本的に紙とペンのみのため、材料費をかなり抑えることが可能です。実際の現場では、歌に合わせて次のページへめくったり、クイズ形式にしてめくる楽しさがあります。

子どもたちの前で上手に発表するためには、事前にしっかりと練習することが大切です。

子どもたちの反応を想像しながら行うと、当日もスムーズに進みます。

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