手ぶら登園保育コラム

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保育に使う手袋シアターとは?おすすめの題材と作り方も紹介

「手袋シアターのねらいって何だろう?」「おすすめの題材や作り方が知りたい!」という人もいるのではないでしょうか。

しかし、いざ現場の保育士に提案して保育に取り入れてみたいと思っても、どの題材がおすすめかわからないという人も多いでしょう。

この記事では、手袋シアターのねらいやおすすめの題材、作り方、購入方法をまとめてご紹介します。子どもの興味を惹いて、一緒に物語を楽しむことができる手袋シアターをまだ取り入れていない保育園は必見です。

手袋シアターとは

「シアター」には「劇場・映画館」という意味があるように、手袋シアターとは手袋を劇場に見立てて、物語が繰り広げる遊びのことを言います。

保育士が手袋をはめて歌ったり、物語を読んだりして子どもたちの興味を惹きつけるのが特徴です。

手袋シアターの他にも、パネルシアターやエプロンシアターなど、似た遊びはたくさんあります。パネルやエプロンといった大きめの道具を準備するのは大変ですが、手袋シアターで使用するのは手袋のみなのでコンパクトです。

持ち運びやすく、ポケットから簡単に取り出せるので、室内遊びに最適でしょう。一度作ると長持ちするので、愛着も湧いてきます。ぜひ繰り返し遊んで、保育に役立ててください。

手袋シアターのねらい

保育に手袋シアターを取り入れる主なねらいは、以下のとおりです。

  • 子どもの想像力が豊かになる。
  • 歌や物語に興味を持つようになる。
  • ごっこ遊びや劇遊びができるようになる。
  • 感受性や表現力が豊かになる。
  • 物語の流れを理解する力がつく。

保育に手袋シアターを取り入れることで、子ども自身で簡単な物語を作って遊んだり、おもちゃを使ってごっこ遊びをしたりする力が養われます。

また、子どもの年齢に応じて、歌中心か物語中心か決めることができるのも手袋シアターのメリットです。

手袋シアターの人気題材おすすめ6選

手袋シアターは、どんな物語でも題材にできるというわけではありません。エプロンシアターのように広い面積を使うことはできないので、手袋だけで表現できる簡単で楽しい物語が良いでしょう。

また、子どもの年齢によっても適した題材は異なります。

ここからは、おすすめの手袋シアターの題材をご紹介します。対象年齢も記載しているので、年齢に合った内容のものを選びましょう。

どんないろがすき(対象年齢:0歳~)

「どんないろがすき」は、教育テレビでも放送されており、子どもから大人まで楽しめる歌です。保育士からの問いかけに、子どもたちは元気良く好きな色を答えてくれるでしょう。

また、5種類あるクレヨンはカラフルな色合いで、見ているだけで楽しいです。対象年齢が幅広く、製作も色を変えるだけなので、新人保育士にも取り組みやすいでしょう。

おはながわらった(対象年齢:0~2歳)

童謡の「おはながわらった」は、ゆっくりとしたテンポで体全体を揺らしてリズムをとりやすいことが特徴です。歌えなかったり、色の名前がわからなかったりしても、体を揺らすだけでリズム感覚を養えます。

作り方としては指につけるサイズのお花を作るだけなので、製作も簡単にできます。パステルカラーで可愛く仕上げましょう。

おはなしゆびさん(対象年齢:2~3歳)

「おはなしゆびさん」は、教育テレビでも放送されており、知っている子どもも多い歌です。短い歌なので、さっと注目を集めたいときに使えます。

お父さんやお母さんなど、それぞれの人の特徴を掴んで表現するだけなので、製作も比較的簡単です。子どもたちは動いているものに反応します。指を動かすだけで、登場人物が話しているように見えるため、誰が主役かわかりやすいです。

キャベツの中から(対象年齢:2~5歳)

「キャベツの中から」は、歌も動きも単純でわかりやすいことが魅力です。キャベツの中からいもむしが出てくる動きは、子どもたちの興味を惹きます。

最後は手のひら全体で綺麗なちょうちょになる仕掛けがあるので、子どもたちの反応を見るのも楽しいお話です。

いもむしだけでなく、キャベツのポケットやちょうちょも作るので、製作は少し大変に感じるかもしれません。しかし、その分子どもたちの反応を楽しめるため、ぜひ挑戦してみてください。

おおきなかぶ(対象年齢:3~4歳)

有名な昔話の1つである「おおきなかぶ」は、知名度の高さが抜群です。おおきなかぶを抜くために、みんなで一緒になって「うんとこしょ、どっこいしょ」と掛け声を合わせる楽しさがあります。

絵本や紙芝居、エプロンシアター、劇などでも題材になりやすいおおきなかぶ。手袋シアターでも楽しく表現しましょう。

3びきのこぶた(対象年齢:4~5歳)

「3びきのこぶた」には、話が進むうちにいろいろな種類の家やオオカミが出てくるなど、子どもたちがワクワクする要素がつまっています。

家やこぶた、オオカミなど、製作は少し大変ですが、有名なお話なので一度作ればどの保育現場でも使えるでしょう。

手袋シアターの作り方

手袋シアターの準備は比較的簡単で、材料はほとんど100円ショップで揃えることができます。パネルシアターやエプロンシアターに比べると材料も少なく、簡単に感じるでしょう。

人物や家、お花など作る場合も手のひらに収まるほどのサイズのため、費用も安く抑えられます。手袋シアターに必要な材料は以下のとおりです。

  • フェルト
  • 手袋
  • ボンド
  • ハサミ
  • 裁縫セット
  • 綿
  • マジックテープ
  • その他必要なパーツ

最初に手袋につけるパーツ(人物や花など)を作り、すべてパーツが揃ってからボンドやマジックテープなどを活用して手袋につけていきます。

手袋シアターの購入方法

保育士は毎日の保育に加え、記録をつけたり、季節の行事の準備をしたりと、毎日大忙しです。いくら簡単とはいえ、やはり手袋シアターを製作する時間がないという人も多いのではないでしょうか。

時間に余裕のない現場の保育士のために、手袋シアターは購入するのも1つの手です。いくつかまとめて購入し、園全体で使いまわすこともできます。

amicoの手袋シアター

幼稚園教諭やベビーシッターの資格を持った方が手作りしているサイトです。実際の保育経験者が作っているため、現場でも使いやすい題材のものが多くあります。

インスタグラムの専用アカウントもあるので、気になる場合はぜひ覗いてみてください。

amico 公式HP http://amico358.shop-pro.jp/

minne

保育だけでなく、普段の生活用品などおしゃれなハンドメイド作品が多数あるサイトです。

種類が豊富で、まとめ買いをすると送料が無料になる場合もあります。価格や発送日、色など検索方法も細かく設定できるので、欲しい商品がすぐに見つかるでしょう。

minnne 公式HP https://minne.com/

メルカリ

メルカリでは、ハンドメイド商品や実際に現場で使用した中古品も販売されています。購入後、現場で使ってみたけれど合わなかったと感じた場合は、再度メルカリで販売することも可能です。

メルカリ 公式HP https://www.mercari.com/jp/

まとめ

手袋シアターは少ない材料で簡単に作ることができ、さっと取り出せるため保育現場で重宝します。子どもたちも、手袋という身近にあるものから紡ぎ出される物語や歌にわくわくするでしょう。

題材は子どもたちの発達段階に合わせて選んでください。発表する前に必ず個人練習を行うことをおすすめします。子どもたちの反応を予想し、実際と何が違ったのかを見直すことも、良い保育への道のりです。

手袋シアターは、一緒に歌ったり掛け声をかけたりと一体感が生まれやすい遊びなので、ぜひ保育に活用してみてください。

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