身近な素材で!0~5歳児向けクリスマス製作の保育アイディア
「僕、サンタさんに手紙を書いた!」「私は〇〇をお願いしたよ。」クリスマスを心待ちにして、子どもたちが浮足立つ12月。
自分たちが作ったクリスマス飾りで部屋を彩れば、子どもたちはよりワクワクした気持ちになるでしょう。
今回は、保育で使えるクリスマス製作のアイディアを年齢別に紹介します。どれも身近な素材で作れる製作ばかりなので、園児の発達に合わせてアレンジしながら取り入れてみてください。
0・1歳児のクリスマス製作
0・1歳児クラスの子どもたちは好奇心の塊。気になるものは何でも手を伸ばし、触ろうとします。子どもたちの興味関心を引く、さまざまな素材を用いた製作がいいでしょう。
誤飲の危険性が高い時期です。製作中に目を離さないのはもちろんのこと、製作後、素材が床に落ちていないかよく確認するようにしましょう。
0歳児クラスから取り組める活動として、シール貼りがあります。「つまむ」「めくる」の繰り返しは、手先の発達に効果的です。
0・1歳児クラスの子どもたちにとってクリスマスを理解することは難しいかもしれません。中には初めてクリスマスを知る子もいるでしょう。製作に取り掛かる前に、絵本や歌などを用いて、クリスマスに親しみを持てるような導入を行うことが大切です。
足型で作る!かわいいトナカイ
【必要なもの】
- 画用紙
- 絵の具スタンプ
- 丸シール
- クレヨン
- はさみ
足型で作ったトナカイのオーナメントです。月齢により発達の差が大きい0・1歳児クラスですが、足型を使った製作ならば、どの子も取り組むことができます。
足に触れた絵の具の感触を楽しむ子もいれば、泣き出してしまう子も。嫌がる子には無理強いはしないことが大切です。
また、どれが誰の足型か分かるように、あらかじめ画用紙に名前を書いておくことを忘れないようにしましょう。
シールペタペタ!雪だるまリース
【必要なもの】
- 画用紙
- 紙皿
- 丸シール
- お好みのシール
- フェルト
- ごみ入れ
- クレヨン
- はさみ
- 両面テープ
紙皿を使って作る、雪だるまリースです。0・1歳児クラスならリースまわりや、雪だるまの顔にシールを貼ることができます。
シールの大きさは、クラスの様子によって検討しましょう。思わず手に取りたくなるようなたくさんのシールを用意して、子どもたちの意欲を引き出しましょう。
お花紙を詰め込んで!プラカップツリー
【必要なもの】
- プラカップ
- お花紙
- 丸シール
- 画用紙
- セロハンテープ
お花紙をプラカップに詰め込み、シールを貼って作るクリスマスツリーです。柔らかいお花紙をちぎったり、詰め込んだりして感触を楽しめます。
中にはお花紙を口に含む子もいるため、製作中は目を離さないようにしましょう。
プラカップにお花紙を詰め込むより、取り出すことに楽しみを見いだす子もいます。十分素材に親しんでからふたを閉じるようにしましょう。
2歳児のクリスマス製作
指先の機能が発達し、できることが増えてきた2歳児。のり・絵の具・クレヨンなど道具を用いた製作にも取り組めるようになりますが、まだまだ保育士の援助が必要です。
何でも「自分でやりたい!」という思いが強くなる時期なので、気持ちを尊重しながら援助していきましょう。
デカルコマニーでクリスマスツリー
【必要なもの】
- 画用紙
- 絵の具
- はさみ
- のり
デカルコマニ―とは、画用紙の上に好きな色の絵の具を乗せ、画用紙を半分に折ってすり合わせてから開く技法です。
どんな模様が出るかは開くまでのお楽しみ。思いがけない模様ができた時、子どもたちは輝かしい表情を見せてくれます。
出来上がった作品をクリスマスツリーの形に切れば、鮮やかなクリスマス飾りの完成です。
トイレットペーパーの芯で!クリスマスオーナメント
【必要なもの】
- トイレットペーパーの芯
- 画用紙
- モール
- 目玉シール
- デコレーションボール
- わた
- お好みの飾り
- のり
- 木工用ボンド
- フェルトペン
トイレットペーパー芯にさまざまな素材を貼りつけた、可愛らしいクリスマス飾りです。
素材にこだわることでおしゃれな仕上がりに。目玉や鼻を子どもたちが貼りつけると作品に個性が生まれます。
タンポやシールを使ったクリスマスオーナメント
【必要なもの】
- 紙コップ
- 丸シール
- 画用紙
- ストロー
- 麻ひも
- クレヨン
- タンポ
- 絵の具
紙コップを使って作るクリスマス飾りです。無漂泊の紙コップを使うことで、着色せずともトナカイを表現できます。クリスマスツリーやブーツは、タンポを使って模様をつけています。
3歳児のクリスマス製作
好きな色にこだわったり、仲の良い友達と同じ素材を使いたがる子も出てくる3歳児。
自由に色や素材を選べるような製作がいいですね。
この時期になると顔のパーツの位置を理解し、上手に表現できる子も多くなってきます。
はさみやのりなども扱えるようになりますが、まだまだ個人差が大きいのが3歳児です。子どものやる気を損ねないよう援助をしていきましょう。
素材選びが楽しい!松ぼっくりツリー
【必要なもの】
- 松ぼっくり
- ビーズやデコレーションボール
- 木工用ボンド
松ぼっくりに、さまざまな素材を貼りつけたミニツリーです。木工用ボンドを皿に出しておけば、子どもたちが素材をつまんで自由に取り付けることができます。
ビーズやラインストーン、デコレーションボールなど、たくさんの素材を用意しましょう。
紙コップで!サンタ&トナカイオーナメント
【必要なもの】
- 紙コップ
- 丸シール
- 画用紙
- クレヨン
- 絵の具
- 画用紙
- 筆
紙コップを絵の具で塗り、サンタの顔を描いてパーツを貼りつけたオーナメントです。クレヨンを使ってサンタの顔を表現しています。
顔を描く製作では、導入で必ず顔のパーツの位置を確認するようにしましょう。鏡を持ってきて、自分の顔を見せてあげるのも良いでしょう。
歯ブラシで描く!立体クリスマスカード
はさみで一カ所切り込みを入れて作る、飛び出すクリスマスカードです。歯ブラシで木を、綿棒を使ってクリスマスツリーの飾りを描いています。ツリーが飛び出す仕掛けに、子どもたちは夢中になること請け合いです。
4歳児のクリスマス製作
目と手の協応性がしっかりしてくる4歳児。はさみやのり、クレヨン、フェルトペンなど、道具を上手に使えるようになります。
「こんな風に作りたい!」という、自分なりのイメージを持ち、製作に取り組めるのもこの時期の特徴です。
また個人差はありますが、簡単な折り紙ならば無理なく取り組めるようになります。
素材をペタペタ!サンタクロースリース
【必要なもの】
- 紙皿
- 画用紙
- 毛糸
- ボタン、ビーズなどの飾り
- 絵の具
- のり
紙皿を彩ったり、サンタの顔を描いたり、飾りを選んで取り付けたりと、工程の多い製作です。
4歳児クラスならば、小さい画用紙に下書きをしたものを渡し、サンタの顔を切ることに挑戦しても良いでしょう。個性があふれるサンタの顔が保育室に並びます。
リースの飾りなどに!折り紙で作るサンタクロース
【必要なもの】
- 折り紙
サンタの折り方はたくさんありますが、この動画で紹介しているサンタは、7回折れば完成するため簡単です。
折り紙に苦手意識を持つ子たちも取り組むことができるでしょう。
リースやツリーに飾ることができるほか、大きな三角になるように並べて壁に貼れば、サンタクロースツリーになります。
ひも通しが楽しい!クリスマスの靴下
【必要なもの】
- 画用紙
- 毛糸
- のり
- はさみ
まわりを毛糸で彩った靴下の飾りです。中にお菓子などの小物を入れられます。穴の数を調節すれば、他の学年でも作ることができるでしょう。クリスマス会のお菓子入れなどに最適です。
5歳児のクリスマス製作
自らがイメージしたものを、最後まで作り上げる力がついてくる5歳児。素材や道具の特性も理解し、うまく使いこなせるようになります。
自分の意見を発表したり、友達の意見を聞いたりと、話し合いもできるようになるため、クラスで力を合わせて作る共同製作に挑戦してもよいでしょう。
アルミホイルとセロファンで!キラキラステンドグラス
【必要なもの】
- セロファン
- アルミホイル
- 厚紙
- フェルトペン
- セロハンテープ
セロファンと、丸めて広げたアルミホイルを組み合わせたステンドグラス風のクリスマス飾りです。
イメージを膨らませるような導入をした後、自由にクリスマスを表現しましょう。画用紙で額縁を作ると作品も引き立ちます。
セロファンに絵を描くときは、下絵は表、色塗りは裏面にすると、主線の色がにじみません。
引っかき絵で作るクリスマス飾り
【必要なもの】
- 画用紙
- クレヨン
- 引っかくためのもの(楊枝、フォーク、竹串)
根気のいる引っかき絵ですが、集中力がついてきた5歳児なら取り組むことができます。
画用紙の大きさは、クラスの様子を見て検討しましょう。動画のように、引っかくための素材をいくつか用意しておくといいですね。
力を合わせて共同製作!オリジナルクリスマス飾り
クラスの友達と意見を出し合って何を作るのか決め、共同製作に取り組むのもいいでしょう。一人の力では成し得ないダイナミックな作品を作れるのは、年長児クラスの醍醐味です。
クリスマス製作で一年に一度のすてきな思い出を!
クリスマスの製作事例を年齢別に紹介しました。
子どもたちが心待ちにしているクリスマス。中にはクリスマス会の企画をしている園もあるでしょう。手作りの製作物で部屋を飾りつけ、子どもたちのワクワクする気持ちを盛り上げていきましょう。
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