手ぶら登園保育コラム

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保育士はやりがいの多い仕事!大変なことも魅力に変えるコツも紹介!

保育士は子どもの命を預かる精神的に負担のある仕事。日々の仕事も激務であると言われているため、働き始めても続けていけるか不安に思う方もいるのではないでしょうか。しかし、働いている人は大変さ以上の大きなやりがいを感じて仕事をしています。今回は保育士がやりがいに思う事、大変さをやりがいに繋げるコツをご紹介します。

保育士がやりがいに感じる時とは?

保育士は、様々な「なりたい職業ランキング」で上位に上がる人気職です。これは、保育士自身も自らの職業に誇りを持ち働いているからこそ、周りの目に映る結果の1つではないでしょうか。そんな保育士が働く中でやりがいに思う瞬間は多岐に渡ります。

子どもの笑顔を見ることができた時

保育士は体力的も精神的にもきつい仕事であることは確かです。ときには参ってしまいそうになることもありますが、そのような時に子どもの笑顔に癒され、ときに「まだまだ頑張らなくては!」と励まされることも多くあります。これは、保育という仕事に就いた人だけが味わえる特権です。

子どもは純粋です。楽しいと感じる時には思い切り笑い、時に猛烈に怒りを表し、何かを発見した時はキラキラと目を輝かせるなど、感じるままに表情をコロコロと変えます。

その中でもやはり「先生ありがとう!」「先生楽しいね!」と笑顔を共有できた時に保育士はやりがいを大きく感じるのではないでしょうか。

子どもの成長を見ることができた時

子ども達は日々心も体も成長しています。毎日一緒に過ごしている保育士でさえその成長ぶりに驚かされることもしばしば。特に運動会や発表会といった大きな行事を通しての子どもの成長は目をみはるものがあります。

平成29年度に福島県保育士保育所支援センターが保育士におこなったアンケートでは、保育士のやりがいの9割が子どもの成長を見ることができた時でした。多くの保育士が子どもの成長を見る事を楽しみに仕事をしています。

また、やりがいを感じるのは1人1人の成長だけではありません。クラス担任を持っていればクラス全体としての成長の過程も嬉しいものです。このように子どもの成長に寄り添うことができるのは保育士の醍醐味でしょう。

子どもや保護者に頼りにされた時

保育士の仕事は、子どもや保護者との信頼関係なしでは成り立ちません。保育をしている中で子どもが出来ない事を頼んできてくれたり、保護者が困りごとを言ってきてくれたりと頼りにされることは、信頼関係ができている証です。

特に核家族化が進む今、保護者にとって保育士は子育て相談ができる大切な存在となっていますが、保護者対応を難しいと感じている保育士は多いです。

時には自分の対応が合っているのか不安に思うこともあるのではないでしょうか。そのような時に頼りにされることは、尚のことやりがいに繋がります。

行事が無事に成功した時

保育園は四季折々様々な行事があります。行事担当は月別で決められていることが多く、運動会や発表会など大きな行事で大変な月もあれば、小さな行事が1つだけという月も中にはあります。特に運動会など大きな行事の担当にあたると大きなプレッシャーに襲われるものです。

ただ、行事を終えた時の達成感も計り知れません。もちろん子どもの成長を1番に感じる場ではありますが、保育士が自分自身の成長を感じ自信につなげる場でもあります。また、保育士同士の団結力も強まるため、その後の保育がより充実したものとなっていきます。

同僚や先輩から褒められた時

保育士の仕事は日々試行錯誤の連続です。特に日々変化する子どもには、手段を変えながら関わっていく必要があります。そのような中で同じ仕事をする同僚や先輩から保育中の行動や言葉がけを褒めてもらえることは嬉しいものです。

またピアノや工作など、保育園は様々な活動の中で保育士自身の得意分野を発揮する機会がありますが、自分の得意な事が発揮でき認められた時には大きなやりがいにつながります。同僚や先輩からの小さな褒め言葉の積み重ねが、更なる自分自身の成長の糧となっていく事でしょう。

社会に貢献できる

保育士が社会に貢献できる点は2つです。1つ目は未来を担う子どもを育てているということです。現代では、家にいるよりも保育所にいる時間の方が長い子どもも中にはいます。身近な大人として関わりの深い保育士は、心身共に発達の著しい子どもにとって影響力のある存在だと言えます。

2つ目は、保護者を様々な面から支えることができる仕事だということです。大きく言えば、仕事をしている保護者にとって子どもを預かってくれるというだけで助かるのではないでしょうか。小さなところで言えば、保育士は子育てのことから時にはちょっとした愚痴まで自分の話を聞いてくれる貴重な存在です。

また、働く保護者のサポートだけではありません。保育園は地域の子育てを支援する場としての機能も持ち合わせているため、保育士はあらゆる子どもの保護者の支えとなっています。

保育士は社会において無くてはならない存在だといえそうです。

自分自身スキルアップし続けられる

子どもの発達のことや工作などの保育スキル、保護者対応など保育士が持つべき知識は多岐に渡ります。特に近年は障がいを持つ子の保育利用が増加していることなどからも、より専門的な知識の必要性を感じる方が多いです。

保育士の仕事はいつも同じことの連続ではなく、日々成長し変化し続ける子どもと一緒に学び、成長していける価値ある職業です。

保育士の仕事で大変な事とは?

やりがいを感じつつも、やはり大変さがあるのはどの仕事も同じことではないでしょうか。やりがいだけではなく大変さも知っておくことは働き方を考える上で大切なことです。

保育の準備

保育準備は、保育の環境づくりから製作物の準備、ピアノの練習や発表会などでは衣装の準備など多岐に渡ります。保育や連絡帳の記入、書類の記入の合間におこなうものなので、時間がない中でおこなうことも多いです。他の保育士にお願いすることもできますが、時には持ち帰り仕事になることも。

全ての準備は保育の肝となるもの。子どものためだと分かっていても、あまりの量の多さに時々心が折れてしまいそうになることもあります。

保護者対応が難しい

保護者にも、子どもや園に過干渉な人や逆に無頓着な人など様々なタイプの人がいます。コミュニケーションをとっていたつもりでも、言葉の受け取り方の違いや保育士の些細な行動からクレームに発展してしまう事もあります。

苦手な保護者であったり、トラブルが続くとつい敬遠したくなってしまいますが、元を正せば子どもの事を思う同志。互いに協力し合い子育てをしていきたいものです。

職場の人間関係

保育園には一緒に働く職員がいます。保育はチームワークで行うものであるため、人間関係が良くなければ良い仕事をすることができません。

しかし、保育士も当然ながら人間。中には合わない職員がいることも当然です。うまく付き合っていければいいですが、保育観の違いがストレスになることも。複数担任をしていれば尚の事でしょう。

また、保育現場は噂話や陰口が飛び交うことも少なくありません。仕事中は線引きをしたいと思う一方、現場の環境的に難しい面がありそうです。

ハードワークなのに給料が安い

保育士はその働きに比べて給料が安いと言われています。現に平成29年のデータでは、全職種の年収が491万円であるのに対し、保育士は342万円と全体の平均額から149万円も低いです。

昨今は国や地方自治体による処遇改善が進められていますが、保育士自身に処遇改善の実感が湧いている人が少ない現状にあります。

保育士は給料以外にも価値のある仕事だと分かっていても、仕事ばかりではなくプライベートも充実させたいと思うのは普通の感覚でしょう。このように考えると、やはり給料はモチベーション維持の大切な要素の1つです。

仕事の大変さをやりがいにつなげる4つのコツ

仕事の大変さを知ることでやりがいにつなげていくことができるかもしれません。その方法は大きなことではなく、どれも日々の小さなことの積み重ねにより実現できるものです。

コツ①大変な時こそ子どもと思いきり笑おう

大変だな、辛いなと感じる時は子どもと思い切り遊び、思い切り笑い合いましょう。笑顔は、ドーパミンが分泌され、やる気やプラス思考を高めてくれる効果があります。子どもがいつも笑顔でいる理由は、あの底知れぬパワーを発揮するためかもしれません。

笑顔の効果は私たちが思うよりも絶大です。ある病院では、スタッフが笑顔で過ごすことによってバーンアウト(燃え尽き症候群)による離職者が0名になったという報告がある程、考えも行動も変えてくれる力を持っています。

時には「今日は子ども達と何も考えずに遊ぶ日」と思い切ることが大切です。そうすることで、子どものパワーを受け取り、またがんばろうという気持ちがわき起こるでしょう。

コツ②コミュニケーションを密に取ろう

保護者や職員と人間関係が悪化してしまう原因の1つにコミュニケーションがあまり取れていないということがあります。解決策としては小さなコミュニケーションの積み重ねることが大切です。

小さなコミュニケーションとは、何も難しいことではありません。簡単なところで、挨拶を交わすことからはじめてみましょう。挨拶には「あなたの事を見ていますよ」という意味が込められており、相手の承認欲求を満たす効果があります。

苦手だと感じるとついその人の存在を敬遠してしまいがちですが、挨拶からはじまる日々の小さなコニュニケーションの積み重ねが、保護者や職員との言葉や考え方のズレを無くすものとなるでしょう。

コツ③仕事はリスト化して効率よく

真面目な人ほど、自分で仕事を全てやらなくてはと思ってしまいます。しかし、仕事を抱えすぎてしまうことで日頃の子どもとの関わりがおざなりになってしまっては本末転倒です。

保育はチームでおこなっています。時には自分がやらなくても大丈夫な仕事を理解し、人に任せるということも保育を円滑に進める大切な1つの手段です。中でも仕事のリスト化は目に見えて仕事の量が分かるためおすすめです。自分は何をすべきかがわかり、効率よく仕事を進めることができます。

コツ④処遇改善について知識を深めよう

国や自治体では、主に賃金アップに繋がる処遇改善を進めています。まだまだ全ての保育士が処遇改善を実感するには発展途上といったところではありますが、給料は仕事へのモチベーションを保つために大切なもの。知識の1つとして知っておくことは大切です。

保育士のやりがいや大変さを知って自分らしい働き方を考えてみよう

保育士の仕事は大変なことがある分、達成感や満足感が大きい仕事でもあります。特に幼少期の可愛い子ども達と関わることができるという点においては他の職種にはない保育士の特権とも言えるでしょう。

保護者や他の保育士と子どもの成長を共に分かち合ったり、自分自身のスキルアップを積み重ねていったりしながら、自分らしい充実した働き方を探していけるといいですね。

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