手ぶら登園保育コラム

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保育士の髪色は何がふさわしいの?判断すべきポイントや注意点も解説

若い世代も多い保育士は、同時におしゃれを楽しみたい年頃でもあります。おしゃれをする中でも髪色は、自分の印象を変えられる手段の1つ。

しかし、これから働いていく上でどのような髪色が保育士にはふさわしいのか疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。今回は保育士を目指す人、これから就職をする人へ向けてポイントや注意点をお話ししていきたいと思います。

保育士の髪色はどんな色が良いの?

保育士の髪色はどんな色が良いのかというと、残念ながら明確な基準はありません。実際の求人をいくつか見てみましたが「常識の範囲内」となっているだけで、具体的な髪の色などの記載はありませんでした。

しかしあえていうのであれば、清潔感があり接しやすいと感じてもらえる色が良いでしょう。具体的には黒か、黒に近い茶色が無難です。昨今の一般企業では髪色が自由な会社も増えてきていますが、「自由」と言っても日本人の感覚はまだまだ黒髪が良いという意識が強いです。

人は見た目の印象が半分を占めているとも言われているため、周りからみて清潔感や誠実さ、清楚さを感じるような色が良いということをまずは心得ておきましょう。

保育士が髪色を判断する4つのポイント

保育士の髪色について、明確な色の基準はありません。しかし、働く上でまわりの人や環境を見てどのような髪色が良いのかを図ることはできるでしょう。保育士にふさわしい髪色を判断するポイントとして以下に4つ挙げておきたいと思います。

園の方針によって判断する

園の方針はそこで働く全ての職員のものさしになるものであり、必ず守らなければなりません。それが、保護者や地域の人などまわりに与える印象そのものになるからです。

現在では、保育施設も人としての親しみやすさを尊重した上で絶対黒でなければならないという園は減ってきています。しかし「常識の範囲内」が示すところの園の価値観と、自分の価値観は違う場合があります。そのため、就職する時に細かい園の方針を確認する必要があります。

その園で働く保育士を見て判断する

例えば園の方針や規則で特に決まりがないとします。そこで、ほとんどの職員が黒髪に近い色であるにもかかわらず、金髪に染めている職員が1人いたら保護者や地域の方はどのように感じるでしょうか。

残念ながら日本では悪目立ちをしてしまい、最悪なケースは「どのような指導を園ではしているのか」とクレームにつながるかもしれません。

園で特に決まりがないとしても、その場合は暗黙の了解で髪色が決まっていることがほとんどです。髪色はチーム力に関係ないといくら個人的に思っていても、髪色1つが和を乱す原因になりかねないということを覚えておきましょう。

自分が保護者になったつもりで考えてみる

自分自身が保護者になった時、どのような保育士に子どもを預けたいと思うでしょうか。笑顔の多い保育士、子どもの事を考えてくれる保育士など色々な事を思い浮かべると思いますが、行き着くところは「この先生になら預けて安心」という印象があることではないでしょうか。

保護者の中には髪色を明るくしている人も多くいます。しかし、保育士が同じような色にしても良いとは限りません。あくまで保育士は子どもを預かる立場であるという事をわきまえ、保護者に安心感を持ってもらえるような見た目、髪色を心がける必要があります。

自分にとって必要かどうかを考えてみる

「せっかく社会人になったのだから染めたい!」と安易な理由で染めるのはやめておきましょう。髪色は、染める色によっては自分の印象を大きく変えるもの。幼く見えてしまったり近寄り難く見えてしまうと逆効果です。

特に若いうちは、保護者からみると頼りなくうつってしまいがち。そのような中で「髪色を染めて明るい印象を持たれたい」「大人っぽく落ち着いた印象を持ってもらいたい」と仕事のプラスになる理由で染めるのならば良いでしょう。前述した3つのポイントも含め、判断することが大切です。

こんな髪色はNG?種類別に解説

現代では、単色カラーで染めるだけではなくおしゃれに見える様々な染め方があります。保育士とはいえ仕事から離れればおしゃれを楽しみたいもの。しかし、仕事とのバランスが大切です。

インナーカラー

インナーカラーとは、髪の毛の内側に外側とは違った色をいれる事を言います。髪をかきあげた時や縛った時に2層の色が見えるようになるためおしゃれですが、仕事中髪をまとめることの多い保育士にはやや不向き。例えば外側の色が黒、中側の色が赤にして1つ結びをすると、丁度半々に色が見えている状態になります。

おしゃれとしてはアリかもしれませんが、仕事をする上での理解はなかなか得られないでしょう。どうしても入れたいのであれば、奇抜なカラーではなく、外側の色とそれ程変わらない色をさりげなく入れましょう。

グラデーション

グラデーションは、毛先にかけて色が明るくなる髪色のことを言います。グラデーションは多少明るくしても毛先だけが目立つようになるため、まとめ髪ができて毛先を隠せるのであれば染めても大丈夫です。

しかし、ボブや短めのミディアムなど、毛先を隠しづらい髪型の方はどうしても目立ってしまいがちなので不向き。暗い色で染めたとしても退色した時に明るくなってしまうためやめておいた方が良いでしょう。

ハイライトカラー

ハイライトカラーは、全頭ではなく部分的に細い束でブリーチをし色を入れる技術の事を言います。生え際がプリンになりづらいため、美容室になかなかいけない保育士には嬉しくさりげないおしゃれな染め方です。

ただ、ハイライトの細い束を入れすぎてしまうと髪の毛全体が明るく見えてしまうため、入れすぎないよう美容師と相談して調節してもらいましょう。

アッシュカラー

アッシュカラーとは色味の種類の事を言います。青味のある色で茶系よりも退色しづらく保育士にはおすすめの色です。抜け感が出るため、軽やかな印象にも見えます。ただ、明るいトーンや種類にしすぎてしまうと元の髪色とのギャップが激しくもなるため、ダークアッシュやアッシュブラウンといった暗めの色味を選ぶと良いでしょう。

保育士の髪色を変えるときの注意点

髪色を思い切って変えてみたとはいえ、それが間違った行動だと就職では内定がもらえなかったり、働いている中では築いてきた信用を失ってしまうかもしれません。髪色を変える時には以下のことに気をつけると良いでしょう。

場面とタイミングを考える

実際に就職をするまでの間や、就職して間もない時は、黒髪が良いという事を心得ておきましょう。特に以下の場面で意識すると良いでしょう。

保育実習の場合

保育実習中の全ての態度は見られています。特に第1印象は大切です。どのような気持ちで実習に来たのかということが見た目の印象から伝わってしまいます。

保育実習は保育士になるために勉強をしている場であるため、普段は明るく染めていたとしても実習中は初心に帰るつもりで黒く染め直しましょう。

また、実習に行った園からそのまま声がかかり、就職につながることもあります。このような意味合いからも、見た目に関して慎重な行動が大切です。

就職活動の場合

就職活動中は黒髪にしておきましょう。一般的な企業の就職活動でも、まだまだ黒髪の風潮は根強く、これは保育士も同じこと。就職活動中は、既に社会人としての姿を見られていると言っても過言ではありません。そのため、面接官の目に自分の姿がどのように映るかを想像し整えておきましょう。

保育士1年目の場合

保育士1年目の場合は、はじめは黒く染め様子を見ましょう。髪色を変える前に、まずは一緒に働く保育士や保護者と信頼関係を築くことが重要です。就職をして社会人の仲間入りをした気持ちで染めたくなるのは分かりますが、後からいくらでも染めるチャンスはあります。最初のうちは踏みとどまっておくことが正解です。

自分が思っているよりも暗めの色にする

「暗めの色にしたら、元の髪色とあまり変わらないからもったいない・・・」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし色によって、あるいはその人の体質によって退色し明るくなってしまうことがあります。

特に保育士は外での活動も多く、髪の毛が退色しやすいです。そのため、自分が思っているよりも1〜2トーン程落とすと良いです。わからない場合は、美容師に相談してみましょう。

髪型も清潔感のあるものにする

清潔感を印象づけるものは髪色だけではありません。髪型は、髪色と共に印象に残るものです。例えばなかなか美容室にいけず退色してしまった髪の毛でも、きちんとまとめて結んでおくだけで清潔な印象を持たせることができるでしょう。

保育士は活動的な場面が多い職業であるため、邪魔にならず動きやすい髪型にしておきましょう。また、小さな子ども達と関わることが主になります。かがんだ時などに髪の毛が触れることがないようにまとめておくことが大切です。

印象の良い髪色でまわりからの信頼を得よう!

保育士の髪色に明確な基準はありませんが、自分で判断していく基準や注意点を知ることで自分にあった印象の良い髪色を見つけていくことができるのではないでしょうか。

保育士はまわりからの信頼あっての職業です。時には印象1つで不信感を持たれてしまう可能性もあります。そのようにならないよう、髪色にも気を遣い誰からも愛される保育士を目指していきましょう。

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