保育士はこう見る!我が子を通わせる園選びのポイント!

保育士はこう見る!我が子を通わせる園選びのポイント!

保活ってよく聞くけど、いざ始めようと思うと保育園選びって何から始めたらいいの?と迷われる保護者様も多いのではないでしょうか。

「選ぶポイントがわからない!」

そんな方に向けて、現役保育士であり、2児のママでもある筆者が、実際に我が子を預ける際にチェックしたポイントを紹介いたします!

本記事を参考にしていただきながら、ご家庭にあった保育園が探し出せるように、ぜひ色々な園の見学に行ってみてくださいね。

運営側がわかるからこそ?!保育園選びのポイント

保育士として働いていると、園の運営方法や、色々な内情について否が応でも詳しくなります。
そんな私が、実際に我が子を通わせる園を選ぶ際に、どうしてもはずせなかった3つのポイントをご紹介いたします。

あくまで一個人の事例ですが、皆さんの保育園選びの参考に少しでもなれば幸いです。

園の保育士さんの雰囲気がなにより楽しそうで明るい

子どもって、本当に大人の雰囲気を敏感に察します。
きっと、みなさんにも覚えがあるのではないでしょうか。
そのため、私は、子どもが一日の大半を一緒に過ごすことになる保育士さんたちの雰囲気を大事にしていました。

保育士というお仕事はとてもやりがいのある専門性の高い仕事です。
反面、体力や精神面でのしんどさもあります。

そのため、「疲れていたとしてもフォローしあって頑張ろう」といった前向きでチームワークの良い、笑顔があふれる職場もあれば、働く環境が整っておらず、人間関係がギスギスしてしまって、風通しが悪い職場もあります。

なので、私自身が見学に行った際は、先生方の雰囲気を重点的に観察しました。

保育士として見学の方を受け入れる側になると、やはり緊張もしますので、“いつも通りの姿!”という訳には行きませんが、それでも随所随所に普段の雰囲気が出てしまうように思いますので、是非見学時には、先生たちの雰囲気を観察してみてください。

ポポラーインタビュー

施設の新しさより、しっかり「整理整頓」できているか?

一見、施設が新しく整って見える園でも、物が出しっぱなしであったり、散らかった印象のある保育園の場合、環境構成に対しての意識があまりないように感じます。
そのような環境は、日々子どもが過ごす場所には適さないのではないかと考えています。

園舎が古くても、子どもたちが過ごしやすいようにレイアウトされたり、整理整頓されていると「子どもたちのことをしっかりと思ってくれている」という印象を受けます。

とはいえ、「保育園の環境構成ってなにが正解なの?」と思われますよね。
短い園見学の時間で、多くの情報を読み取るのはなかなか難しいので「整理整頓されているか」という視点で園環境を見てみてください。

年齢に適したおもちゃが適切に用意されているか?

通園したら毎日のように使用するおもちゃ。
子どもは環境的な要因からも多くの刺激をもらい、発育・成長していきます。
充分な量が用意されているかどうかも気になりますが、それよりも年齢に適したおもちゃが用意されているかをチェックしてください。

一見おもちゃが沢山あってきれいに収納されていたとしても、そのおもちゃが適応年齢にそぐわない場合、子どもに悪影響を与える可能性があります。
そのおもちゃでうまく遊べず苛立ちを覚えてしまったり、反対に簡単すぎて飽きてしまうことで意図しない方法で使用したりなど、場合によっては危険につながるケースもあります。

特に乳児の場合は誤飲で窒息などが起きてしまう危険性もあります。
例えば、ブロックのおもちゃの数が足りてなかったり、遊びこなせるようなおもちゃがなかったりするのは要注意です。

一方で、やはり子どもたちの発達過程に十分配慮されている園は、細部まで配慮が行き届いている印象があります。
カンタンな例をあげるとすると、1歳前後より「つまむ・通す」など指先も使うことができるようになり、指先遊びを通して、色・数・形など様々な新しい概念を学びます。
そのため、積み木や型はめパズル等も、集中して遊べるようになります。

もし自分の子どもが1歳児クラスに入園予定だとしたら、積み木やパズルなど指先を使うようなおもちゃが十分にあるか、といった観点で見学をすると良いかもしれません。

このような要領でまずは、お子さんの今の発達段階はどのくらいか、ということを大まかに把握できていると、見学時もポイントを見つけやすいですね。

といっても、年齢に応じたおもちゃってなんだろうとわからないかもしれません。
保育園見学の際に、保育士さんに直接質問したり、難しければ気になったおもちゃの名称だけ確認し、後々調べてみるのも良いかもしれません。

まとめ

今回は、保育士目線でのポイントを3つ挙げてみました。

もっと網羅的にチェックをしたい方は、「保育士が作った保育園選びチェックリスト完全版」を作成したのでこちらをDLしてご覧ください。

園見学チェックリスト
保育園とひとくくりに言っても、立地や運営方針、園児数など本当に多種多様です。その中から愛する我が子が多くの時間を過ごす場所を選ぶのって本当に大変ですよね。
ぜひ、保育園見学の前に、ご家庭の教育方針やライフスタイルに合わせ、チェックポイントを考えてみてください。

実際に入園が決まったけど「合わなかったらどうしよう…」と、不安や迷いが続く場合もあるでしょう。

ひとつだけ確実に言えるのは、親御さんの気持ちを子ども達は敏感に感じています。
ですので、迷いの中にも、期待や自信を少しでも持てるように、しっかりと保育園選びをし「入園楽しみだね」とワクワクした気持ちを共有しながら入園の日を迎えられるといいですね。

この記事の製作者

えんさがそっ♪編集部

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