手ぶら登園保育コラム

保育園の運営に役立つ情報を発信

「ポスト待機児童」選ばれる保育所とは ~BABY JOB×檸檬会対談~

「ポスト待機児童」選ばれる保育所とは ~BABY JOB×檸檬対談~

待機児童がゼロになる時代はもうすぐそこ。
新しい時代の保育園運営について、社会福祉法人のトップランナーである檸檬会 前田理事長と、業界初のおむつ定額サービスを手掛けるBABY JOBの上野代表にお話を伺いました。

——保育所は今後どのように運営していくべきだと思いますか?

前田:これからも乳幼児教育が重要であることに変わりはありません。しかし少子化も相まって待機児童は解消へと向かっており、保育所が担うべき社会的役割は、より広がりつつあります。
昨今の社会ニーズが多様化する中で、保育所は子どもたちだけのためでなく、子育てに関わるあらゆる人を支える場所として変わっていく必要があると思っています。

上野:厚生労働省の方があるトークセッションの中で「待機児童問題が解決し、園児が減っていった時に、何もしない保育所に対して、運営費を補填するという考えは無い」と仰っていました。
やはり社会に必要とされ、選ばれる保育所になっていく必要性を感じますね。

——選ばれる保育所になるために檸檬会が取り組んでいることは何ですか?

前田:必要とされている、そんな選ばれ方がいいなあと思っています。だから檸檬会では、探究的な保育実践などをオウンドメディアやSNSで積極的に発信するようにしています。
「なぜそうした保育をするのか?」その行動原理が子どもの育ちのためである事を知ってもらえるよう心がけています。

上野:素晴らしいですね。今までの保育は少し閉鎖的で、どんな保育をしているのか園のサイトを見ても分からないということはよくありましたね。
保護者にとって保育内容は重要な判断基準でもあるので、どんな保育を実施しているのか、積極的に発信していく事は私も必要だと感じます。

——外部発信以外に取り組まれていることはありますか?

前田:保護者と保育士の負担軽減を目的に、2020年4月から紙おむつ定額サービス「手ぶら登園」を導入しました。
保育士はおむつがサイズだけの管理になって負担が減ったことで、子どもたちとのコミュニケーションの時間が増えました。さらに保護者の登園にかかる負担も減ったので、今後もサービスを利用していこうと思っています。
ただ導入時は、おむつの管理方法が大きく変わる事に対しての不安があったようですが、実際に使ってみるとおむつの管理業務の負担が以前と比べて減っていることを実感し、導入時の不安はなくなりました。
あとはメーカーの違いによるおむつかぶれの心配をしている人はいたようですね。

上野:おむつは長時間使うと、ムレが原因でかぶれたりすることはありますね。
ただ手ぶら登園の場合は、おむつもおしりふきも使い放題なので、保育士は気兼ねなく何度でも交換できますし、だからこそ利用者のお声でもかぶれたと言われたことはほぼないですね。

——最後に、これまでのお話を踏まえてこれからの保育所はどうあるべきだと考えますか?

前田:社会変化と共に変わりつつある保育業界を見て、手ぶら登園などの新しいサービスが「ニューノーマル」となっていくのだろうなと感じています。
新しいテクノロジーやサービスを活用するなど、新しい視点がこれからは大切だと思っています。

上野:保育所が選ばれる側になっていく中で、保育士も保育所も変わっていかないといけないですね。ただ日々忙しい保育業界にとって変わることは大変なことだと思います。
その大変さを理解した上で私たちもサポートできればと考えています。

対談写真
「保育業界を一緒に変えていきたいですね」実際に取り組んでいる保育施策を交えながら、保育所経営者 2 人の保育への思いを聞くことが出来ました。

対談者紹介

対談記事使用写真(上野)

BABY JOB株式会社 代表 上野 公嗣氏
ユニ・チャーム株式会社に10年勤め、「ママの笑顔をつくる環境を提供し続ける。」の理念で起業。2013年、大阪市で定員5名の家庭的保育から始まり地域型保育事業を中心に全国で45施設を運営。2019年、保護者、保育士の支援サービスとして紙おむつの定額制「手ぶら登園」を開始。自身でも保育士の資格を持ち、全国小規模保育協議会理事も務める

対談記事使用写真(前田)

社会福祉法人檸檬会 理事長 前田 効多郎氏
アメリカ留学後、横浜で起業するも失敗。再度、地元和歌山で介護事業を創業後、2007年に社会福祉法人檸檬会を設立し、こども園など73事業所を運営。様々な社会課題解決を教育・福祉からと考え、保育・教育・福祉の研究を進め、檸檬会が行う”探究的な保育”を世界中に広めていけるよう力を入れている。

おむつの管理が楽になる手ぶら登園

手ぶら登園

おむつのサブスク手ぶら登園( https://tebura-touen.com/facility )とは、保護者も保育士も嬉しいおむつの定額サービスです。手ぶら登園は、2020年日本サブスクリプションビジネス大賞を受賞し、今では導入施設数が1,000施設(2021年6月時点)を突破しています。

保育園に直接おむつが届くため、保護者はおむつを持ってくる必要がなくなり、保育士は園児ごとにおむつ管理をする必要がなくなります。

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