手ぶら登園保育コラム

保育園の運営に役立つ情報を発信

千葉県八街市公立保育園での手ぶら登園の事例〜保護者支援の取り組みの一環として~

千葉県八街市の導入事例

公立保育施設における「使用済み紙おむつの持ち帰り」を廃止するなど、保護者支援に取り組んでいる千葉県八街市。

同市が新たに取り入れたのがおむつの定額制サービス『手ぶら登園』。2022年7月より市内にある全ての公立保育施設(6園)で2か月間のテスト導入が行われた後、9月に本格導入をしています。

今回は八街市子育て支援課 五木田さんと八街市立朝陽保育園の園長 佐藤先生、0歳児クラス 竹内先生、1歳児クラス 若梅先生、2歳児クラス 𠮷川先生にお話を伺いました。

八街市の子育て支援について教えてください。

子育て支援課 五木田さん:私たちは、高校生(0~18歳)までの子どもがいる子育て家庭を支援するため、2020年から子どもの医療費助成を拡充したり、2022年9月には所得制限なく子ども1人あたり一律1万円を支給する「八街っ子元気アップ給付金」を実施しています。

また2022年の4月からは、保育施設に子どもを預ける保護者の負担を軽減するため、使用済みの紙おむつを園で廃棄するように変更しました。そして今回のおむつ定額制サービスの導入で、登園時の準備にかかっていた負担も軽減することが出来ればと思っています。

手ぶら登園導入事例:朝陽保育園

園名:八街市立朝陽保育園
施設形態:認可保育園
園児数:約160名

『手ぶら登園』を知ったとき、どう感じましたか?

園長 佐藤先生:最初に市役所から手ぶら登園の案内を聞いたとき、そんなサービスがあるのを知らなかったので驚きました。自分たちが子育てをしていた頃は、おむつの定額制サービスなんて全然思いつきませんでしたから。

もし自分が子育てをしているときに「手ぶら登園」があったら、きっと利用していただろうなと思い、園に通っている保護者さんたちにこのサービスを案内しました。

『手ぶら登園』を導入して良かった点を教えてください。

0歳児クラス 竹内先生:0歳児クラスは全員がご利用いただいているので、快適に利用をさせていただいています。保護者に対して「おむつを持ってきてください」とお願いすることもないですし、「今日1日おむつ足りるかな…」なんて心配をしなくてもよくなりました。

また、手ぶら登園はおむつが使い放題なので、ちょっと汗ばんだだけでも「気持ち悪いから変えようね」って子どものためにおむつを替えてあげられるのは、とても良いですね。あせも対策という面でもいいなと思っています。

あとは、それぞれのご家庭から持ってきたおむつを使う訳ではないので、お子さんとおむつを照らし合わせる必要が無いので楽ですね。おむつの発注もとても簡単なので、便利です。

2歳児クラス 𠮷川先生:手ぶら登園は紙おむつもおしりふきも使い放題なので、枚数を気にせず使えるのが良い所かなと思います。

ただ2歳児クラスは、おむつ外れをしている子どもが増えてきているので、手ぶら登園を利用している人と利用していない人が混在している状況です。なので、利用している子のサイズと名前を表に書いて管理をしています。あとは園児ごとにおむつを収納する棚があるので、手ぶら登園を利用している子の棚におむつを補充するようにしてます。なので、混在していても割と迷うことなく利用ができています。

園長 佐藤先生:現場の保育士を見ていると、忙しい中でも少し時間に余裕が出来ているように感じます。その分、子どもと向き合う時間ができているのではないかと思いますね。

『手ぶら登園』を導入して、大変だったことを教えてください。

0歳児クラス 竹内先生:おむつの在庫置き場を調整するのは少し大変でしたね。今はおむつとおしりふきの箱が届いたら1つの場所にまとめて置き、各クラスの担当がそこから取っていく形にしています。

保護者の反応を教えてください。

2歳児クラス 𠮷川先生:私のクラスだと、おむつが外れてきている子も多く「1歳児クラスのときに手ぶら登園があったら利用していたのにな」という声を聞きました。

1歳児クラス 若梅先生:「おむつに名前を書いて持ってくる必要がなくなるので、すごく朝の準備が楽になった」と喜ばれていました。1日5枚くらいのおむつの持ち込みがなくなったので、カバンも小さくなったようですね。

園長 佐藤先生:私たちの園は車で来られる保護者が多いですが、布団の持ち込みがある月曜日は特に荷物が多く、また、子どもが小さいと抱っこもしないといけないから、少しでも荷物が減るのは良いって言っていましたね。

園長の想い

園長 佐藤先生: 保護者さんは毎日忙しくて、なかなか子どもとの時間を取れないと思うので、園のほうで少しでも子育ての支援ができればいいなと思っています。今までおむつの準備にかかっていた時間を使って、子どもに絵本を1冊読んであげてくれると嬉しいです。

また、早く利用したかったという保護者の声もあったので、色んな保護者の方にもっと知っていただければと思っています。

まとめ

今回は八街市朝陽保育園にインタビューをさせていただきました。手ぶら登園の導入が「保護者・保育士の負担軽減」という課題の解決に多少なりともつながったこと、非常に喜ばしく思います。

子育てしやすい環境を整えるためには、子育ての大変さに悩む保護者や業務過多によって悩む保育士に対して、具体的な対策を実施していくことが重要になってきます。手ぶら登園のような支援サービスを活用して、できる部分から改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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