手ぶら登園保育コラム

保育園の運営に役立つ情報を発信

注目のベビーテックとは何か?保育施設で使えるサービスをご紹介!

ベビーテックって何?保育施設で使えるサービスをご紹介

現在、保育の現場において急速にICT化が進んでいます。「ICT(アイシーティ)」とは、Information and Communication Technologyの略称で、日本語で「情報通信技術」と訳されます。

ICTを活用した製品やサービスが増えることで、保育の時間も負担も削減でき、子育てに関わる人々の「気持ちの余裕」を生み出せると言われています。今回は、保育現場をサポートするIT製品やITサービスの総称「ベビーテック」についてご紹介していきたいと思います。

ベビーテックとは

ベビーテックとは、赤ちゃんという意味の英単語「Baby(ベビー)」と技術という意味の「Technology」を合わせた造語で、妊娠・出産・育児を支えるICT/IoTサービス・製品の総称です。

アメリカで毎年開催される電子機器の見本市(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES))で2016年からBabyTech Awardが開催されるようになり、新しいテクノロジーとしてベビーテックが認知されるようになりました。5つのカテゴリーがあり、現状で「ベビーテック」と呼ばれるものはすべて、これらのカテゴリーのいずれかに該当します。

  • Baby Eats(赤ちゃんの食事)
  • Baby Learn & Play(赤ちゃんの発育)
  • Baby Safety(赤ちゃんの安全)
  • Healthy Baby(赤ちゃんの健康管理)
  • Fertility & Pregnancy Help(妊活)

なぜベビーテックは注目されるのか?

現在、必要とされている保育士の数は46万人とされている中、実際に保育士として働いているのは38.6万人で保育士不足が問題になっています。保育士不足の問題の一つとして業務量が多いことが挙げられます。保育士が抱える業務をテクノロジーを生かして効率化することで、業務負担を軽減することができます。

効率化して増えた時間を子どもと向き合う時間に当てることで、ゆとりある保育につながることが期待できます。ITを活用しながら、「保育現場の業務を少しでも減らさないといけない」と、世の中のニーズにベビーテックは合致したのです。

ベビーテックのメリット

ベビーテック製品には、双方向で音声通信が可能なベビーモニターや一定時間動きがないとアラームでお知らせするベビーアラームのように、赤ちゃんを見守り、異常時にはアラートで知らせる機能を持つものも多く開発されています。

赤ちゃんを預かる保育施設では、お昼寝時の体動を感知したり、泣き声をモニター出来る装置を取り入れることで、お昼寝中にも別室で連絡帳を記載したり、製作物を作るなど、限られた人員の中での保育を手助けしてくれるアイテムとなっています。

ベビーテック製品は、保育園等から家庭にも拡大しています。家庭での普及が進めば、今後、男性やシニア層、地域の人たちを含む子育ての担い手が多様化し、 いわゆる母親の「ワンオペ育児」等の孤立の解消が期待されます。

 【メリット1】赤ちゃんの危険をいち早く察知できる
 【メリット2】保育施設の業務負担を軽減できる
 【メリット3】誰でも育児を手伝える

保育園で使えるサービス4選

「スマート検温サービス」

スマート検温サービス公式サイト:https://www.hugmo.net/hugsafety

「スマート検温サービス」では、非接触型で額にかざして3秒で検温できるスマート体温計を採用し、保育者の負担を軽減します。検温値は「hugsafety検温アプリ」と連携。自動的にデータが送られ、日単位、週単位での平均体温をグラフで表示し、体温変化が一目で把握できます。発熱時はアラートで知らせるほか、熱性けいれんなどの健康情報をメモ登録しておくことも可能。施設と家庭をつなぐコミュニケーションアプリ「hugnote連絡帳」へ、検温データを1タップで反映することもできます。

はいチーズ!フォト・はいチーズ!アルバム  

はいチーズ!フォト公式サイト:https://8122.jp/
はいチーズ!アルバム公式サイト:https://album.8122.jp/

「はいチーズ!フォト」は、園で撮影した子どもたちの写真をインターネットで24時間どこからでも閲覧・購入でき、自宅まで届けてくれるという便利な写真サービス。カメラマンによる写真撮影からインターネット上での写真販売まで、無料でサポートしてくれます。
また、卒園アルバム制作をサポートしてくれる「はいチーズ!アルバム」を利用すれば、初めての方でも簡単に卒園アルバムを作ることができ、「はいチーズ!フォト」で撮った写真が全て利用可能です。写真の販売には、展示や集計・集金などの面倒な作業がつきもの。これらの作業から先生方を解放してくれる便利なサービスです。

キッズリー

キッズリー公式サイト:https://kidsly.jp/index.html

園児の登園・遅刻・欠席状況を、保護者と保育園のそれぞれが持つアプリによって、毎日スマートに管理できる連絡帳アプリです。朝の忙しい時間を、より有効に活用できます。保護者のスマホから打刻できるので打刻待ち行列ができません。利用料金無料で始められるサービスで導入園は全国で2200施設を突破しています。

手ぶら登園

手ぶら登園公式サイト:https://tebura-touen.com/facility

「手ぶら登園」は、おむつ・おしりふきが月額定額で使い放題になる保育園向けのサブスクサービスです。園に直接おむつ・おしりふきが届くので、保護者は名前を書いて持ってくる必要はありません。また、保育士も園児毎におむつを管理する手間がなくなり、交換枚数を気にせず使えるため、保護者・保育士双方にとってメリットのあるサービスとなっています。導入園は1,400施設を超え(2021年12月現在)、公立園での導入も増えています。

まとめ

長引くコロナ禍で新しい生活様式が定着する中、IT技術を駆使した製品やサービスは増加の一途をたどっています。核家族化が進み、妊娠、出産、育児、保育の現場では、新しいサービスやツールを取り入れた新しい子育ての方法が数多く提案されています。

ベビーテックが普及することで、日々忙しい保育士や保護者にゆとりが生まれ、子どもたちにとってより良い環境が提供される。便利なものをうまく利用することで、たくさんの笑顔がうまれることを願っています。

おむつの管理が楽になる手ぶら登園

手ぶら登園

おむつのサブスク手ぶら登園( https://tebura-touen.com/facility )とは、保護者も保育士も嬉しいおむつの定額サービスです。手ぶら登園は、2020年日本サブスクリプションビジネス大賞を受賞し、今では導入施設数が1,000施設(2021年6月時点)を突破しています。

保育園に直接おむつが届くため、保護者はおむつを持ってくる必要がなくなり、保育士は園児ごとにおむつ管理をする必要がなくなります。

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