手ぶら登園保育コラム

保育園の運営に役立つ情報を発信

ノンコンタクトタイムとは?保育士の時間確保に役立つサービスをご紹介

ノンコタクトタイムとは?保育士の時間確保に役立つサービス

保育士が勤務時間内に子どもから離れて事務作業などほかの業務を行う「ノンコンタクトタイム」。導入することによって、業務負担の軽減や残業時間の短縮に効果が期待できるとして、保育業界でも徐々に認識されてきています。

今回は「ノンコンタクトタイム」とは何なのかについて解説し、さらに導入するメリットや時間の作り方についても紹介します。

ノンコンタクトタイムとは?

保育における「ノンコンタクトタイム」とは、保育士が勤務時間内に子どもと接しない時間のことです。勤務時間内に子どもたちと離れて、事務作業などの業務を行う時間のことを指し、休憩時間は含まれません。 
このノンコンタクトタイムを導入することのメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

ノンコンタクトタイムを取り入れるメリット

このノンコンタクトタイムを確保するメリットは大きく3つ挙げられます。

労働環境の改善

ノンコンタクトタイムを確保するメリットの1つとしてまず挙げられるのが、残業時間が減ることです。
 保育士の、保育以外の業務は多岐にわたります。勤務時間外も業務がなかなか終わらず、負担がかかっているケースもあるでしょう。
ノンコンタクトタイムを確保することで、保育士の持ち帰りや残業が減り、労働環境の整備・改善に役立ちます。また、休息の時間を取りやすくなるため、精神的負担の軽減にもつながります。

保育の質の向上 

保育士のスキルアップや、職員同士の情報共有の時間が確保できることも、ノンコンタクトタイムを作るメリットの1つとして考えられます。
保育内容の振り返りを行ったり、園児に関する情報を共有する場として活用することで、保育の質の向上にもつながることも期待できます。
ノンコンタクトタイムを取り入れて業務時間を整理することで、子どもたちにもより良い保育を提供できるようになるでしょう。

保育士のモチベーションアップ

また、保育士の仕事に対する意欲が向上するということも、メリットとして考えらます。
勤務時間中に子どもから離れる時間を作ることで、保育による疲れを取る休息の時間を設けることができます。持ち帰りの業務や残業がなくなることで十分な休息を取ることができ、心身の負担や疲労を減らすことができます。
そのため、ノンコンタクトタイムを確保することが保育に対するモチベーションアップに繋がっていくことが期待されます。

ノンコンタクトタイムの導入が難しい理由

ノンコンタクトタイムの導入が難しい理由として、保育の現場で残業や持ち帰りが当たり前となってしまっている現状があります。

子どもと接する以外にも保育士の業務は多岐にわたります。

  • 連絡帳、指導案、保育日誌、個人記録など書類の作成
  • 園内清掃
  • 壁面制作
  • 教材の準備
  • 行事の準備
  • 衛生管理
  • 保護者対応
  • 職員会議、その他ケース会議
  • 研修参加
  • 保育環境の設定、点検
  • 関連機関との連携
  • 地域との交流

など、様々な業務を子どもと接する時間以外に行っています。

全国私立保育園連盟 調査部が行った調査によると、全体の4割近い保育士さんが、ノンコンタクトタイムが0分だと答えました。また、約2割の保育士が20分未満と回答しました。この結果から、多くの保育現場ではノンコンタクトタイムが十分に確保されていないということがわかります。
勤務時間内に終わらなかった上記のような業務を、残業や持ち帰りによって行っている園がまだまだ多くあります。

ノンコンタクトタイムを確保する方法

ノンコンタクトタイムを確保するには、人員配置の見直しやタスク整理などはもちろん、事務作業などを効率化できるサービスの利用も効果的です。保育士の業務を効率化し、ノンコンタクトタイムを確保するのに役立つサービスをいくつかご紹介します。

①コドモン(株式会社コドモン)

「CoDMON(コドモン)」は、2015年に登場した保育ICTシステムです。登降園管理、保護者連絡、シフト管理などの様々な機能があり、使いたい機能だけを選んで導入が可能です。導入することにより、事務作業が効率化されて時間短縮をすることができます。

②ベビモニ(EMC Healthcare株式会社)

「べビモ二」は午睡中の見守りについて、保育士の負担を軽減するサービスです。天井に設置したカメラの画像から、AIが姿勢を識別。うつ伏せなどの体勢を識別して、自動記録してくれます。午睡チェック表の自動作成も可能で、最大10人を同時に記録できることが特徴です。

③ルクミー(ユニファ株式会社)

「ルクミー」は保育に関する事務作業や記録管理の負担を軽減し、保育者の心と時間のゆとりを支える保育施設向けICTサービスです。写真販売、午睡チェック、検温、シフト作成、連絡帳から監査業務まで、さまざまな事務作業を軽減させる効果が期待できます。

④シエスタベベ(グローバル電子株式会社)

「シエスタベベ」は寝具の下にセンサーマットを敷くタイプの午睡見守りサービスです。布団だけでなく、コットにも対応しています。医療機関と共同で検証・開発した精度の高い体動センサーを搭載していることが特徴で、体動停止などの異常時に警告が出ます。

⑤手ぶら登園(BABY JOB株式会社)

「手ぶら登園」はおむつ・おしりふきが月額定額で使い放題になる保育園向けのサブスクサービスです。
園に直接おむつ・おしりふきが届くので、保護者は名前を書いて持ってくる必要はありません。また、保育士も園児毎におむつを管理する手間がなくなり、交換枚数を気にせず使えるため、保護者・保育士双方にとってメリットのあるサービスとなっています。導入園は1,400施設を超え(2021年12月現在)、公立園での導入も増えています。

まとめ

ノンコンタクトタイムを確保することで、職員の労働環境の改善、保育の質の向上、モチベーションアップなどの効果が期待でき、保育士だけではなく子どもたちの環境が良くなることにも繋がります。
今回ご紹介したサービスなどを上手く活用して、ノンコンタクトタイムの充実化を目指していきましょう。

おむつの管理が楽になる手ぶら登園

手ぶら登園

おむつのサブスク手ぶら登園( https://tebura-touen.com/facility )とは、保護者も保育士も嬉しいおむつの定額サービスです。手ぶら登園は、2020年日本サブスクリプションビジネス大賞を受賞し、今では導入施設数が1,000施設(2021年6月時点)を突破しています。

保育園に直接おむつが届くため、保護者はおむつを持ってくる必要がなくなり、保育士は園児ごとにおむつ管理をする必要がなくなります。

>>手ぶら登園資料ダウンロードはこちら

手ぶら登園公式LINE