手ぶら登園保育コラム

保育園の運営に役立つ情報を発信

【保育SDGs】未来の大人へバトンをつなぐ取り組み~檸檬会~

【保育SDGs】檸檬会

「私の保育園でもSDGsを取り組み始めたいけど、まずは何をしたらいいか分からない」と悩まれている保育士も多くいるのではないでしょうか?
今回はSDGsに積極的に取り組まれる予定の檸檬会さんにインタビューをさせていただきました。

檸檬会とは

檸檬会は全国10都府県において、58の保育施設(保育園、こども園、小規模保育園、企業主導型保育園)を運営、さらに放課後児童クラブの運営、就労移行支援事業を行っています。

【法人理念】

子育てによろこびを 社会に新しい風を
笑顔あふれる子どもが住む 未来の地球のために

【理念に込めた思い】

今の社会は、価値観の多様化、グローバル化、ライフスタイルの変化、社会的問題の増加など大きなうねりの中にあります。
こうした中、明るい未来を築くには「教育」が非常に重要なキーワードになります。
だから私たちは人を育てる。そしてそこに携わる人々の支援をする。
とりわけ乳幼児期という最も大切な時期に始まり、生涯にわたっての支援を行う。
これが私たち社会福祉法人檸檬会にできることであり、しなければならない事だと思っています。

SDGs目標の達成に取り組もうとされた背景(理由)をお聞かせください。

SDGs

教育は、SDGsの17の目標の1つに掲げられているだけでなく、SDGsすべての目標の実現に寄与するとされています。
つまり、わたしたちは持続可能な世の中の担い手を育んでいくことができる、数少なく、そして重要な使命を持った立場であると思ったためです。
私たちが進めている保育・教育・福祉は、まさにSDGsど真ん中であり、子どもたちや私たち大人が身の回りのことを「自分ごと」として取り組んでいく必要があると感じています。

具体的にどのような取り組みをされていますか?

zoom会議の様子

昨年3月にプロジェクトメンバーを法人内にて公募。さまざまな視座から意見を求めていくため、一般職員、主任、園長、そして本部スタッフなど、役職を問わずメンバーを選定しました。
もちろんトップマネジメントが必要なため、理事長と副理事長も加わってのドリームチームで構成され、2021年4月よりプロジェクトをスタートしました。
檸檬会がなすべき行動指針を、17つの目標と169のターゲットに照らし合わせ、年内には行動に移していくべくプロジェクトを継続しています。

SDGsに取り組む意義について教えてください。

私たちが進めている保育・教育・福祉は、まさに SDGs ど真ん中にいる当事者の一員として認識しています。
なぜなら持続可能な未来とは、いまの大人だけでは実現できません。未来の大人(今の子どもたち)にも、このバトンをつないでいかなければなりません。
保育・教育に関わる組織だからこそ、直接子どもたちに伝えていける。
だからこそ私たちには、子どもたちや保護者とともにSDGsに取り組んでいく使命があると思っております。

苦労されたポイントや気をつけたことを教えてください。

全職員で取り組むプロジェクトだからこそ、一人ひとりの温度感で受け取り方は異なります。
誰一人取り残さないのは、取り組む側も同様です。だから唐突感のないよう、丁寧に、「なぜ?」「知る」「気づく」のステップを作りました。
まずは「SDGsとは?」から始め、檸檬会が取り組むべき項目を決定するプロセスを説明し、目的の意味を理解してもらいました。

SDGsに取り組んで変わったことありますか。

現在SDGsプロジェクト継続中の為、SDGs宣言においての具体的な行動には至っていませんが、全職員に関心をもってもらえるようにプロジェクトの会議内容や様子などを社内SNSにて都度配信しています。
これにより、園から発信される投稿にもSDGsに関することが見られるようになりました。

今後の意気込みを教えてください。

SDGsへの取り組みは、経営者がしっかりと関わっていくことが不可欠だと思っています。檸檬会でも、理事長が率先して関わっています。
今後は、絵に描いた餅にならないように、私たちだからこそ継続性をもってできることを考え、プロジェクトが出した思いを組織内外へ如何に浸透できるかをよく討議して進めていきたいと思っています。
そして、檸檬会職員全員がSDGs項目を掲げていることに誇りを持ち、子どもたちや保護者、利用者とともに一体となって学び、取り組んでいけるものにしていきます。

<過去実施イベント>2021年8月7日(土)

幼児期のSDGsは「何をするか」じゃないらしい! 保育・子育てに関わるすべての人へ-沖縄から届いた保育事例で考える- 社会福祉法人 檸檬会(れもんかい)

いまSDGsが盛んに取り上げられていますが、SDGsの実現には一人ひとりが「自分ごと」化して取り組んでいく必要があります。 教育は、そうした「自分ごと化」できる人を育てることができ、その基礎を培う保育・子育ては 、SDGsど真ん中と言えますが、SDGsによって保育・子育てはどう変わるのか?どう変える必要があるのかについては、あまり知られていないのではないでしょうか。 本セミナーは、当法人の副理事長で教育学博士でもある青木一永と、保育士が登壇し、保育や子育てにつながる SDGsの考え方をわかりやすく、楽しみながら学べる内容でお送りします。

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