手ぶら登園保育コラム

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保育士が贈る誕生日カードが一生モノに変わる!一年に一度の思い出の届け方

一年に一度しかない誕生日は子どもたちに喜んでもらいたいですよね。
幼いうちは言葉の意味や文字の読み方が理解できなくても、大きくなったときに読み返して嬉しくなるような内容を誕生日カードに書くと、思い出がより深まります。

そんなたった一日の記憶が一生モノの思い出に変わるような誕生日カードの書き方をご紹介します。

お誕生日カードを書く上でのポイント

読み返して嬉しくなるような誕生日カードを書くには、意識しておくべきポイントがいくつかあります。

保護者も喜ぶような内容を書く

お誕生日カードを読むのは子どもだけではありません。
お誕生日カードを貰った子どもはおそらく保護者に自慢したり、読んでもらおうとして保護者に渡すでしょう。

そのときに保護者が読んでも嬉しくなるような文章になるようにしましょう。

具体的な内容については後ほど解説します。

ひらがなで書く

子どもたちは文字の理解ができなくても、お誕生日カードに書かれていた文字をきっかけに文字の読み書きに興味をもつことがあります。

今後の学びに繋げやすいように、手紙はすべてひらがなで書くようにすると子どもたちの理解度も高まるでしょう。

わかりやすくシンプルに

普段子供と接する機会が少ないと、つい子どもが理解出来なさそうな言葉や内容を書いてしまいがちです。
難しい言葉や深すぎる内容だと読もうと思う以前に読む気を失ってしまう可能性もありますし、保護者が読んであげても理解できなくなってしまいます。

子どもたちにお祝いの気持ちをしっかりと届けるためにも、子どもたちが分かる言葉で簡潔に書くようにしましょう。

キャラクターを入れる

子どもたちにお誕生日カードも読んでもらうためには、まずお誕生日カードに興味をもってもらう必要があります。

ケーキやいちごなどの食べ物、子どもが好きなキャラクターのイラストを描けば喜んでもらえます。
キャラクターに吹き出しをつけると、そのキャラクターが祝ってくれてるように見えより効果的です。

名前・誕生日・年齢・日付・クラス名・担任名・身長体重を書く

後から見返したときに思い出が蘇りやすいようにするには、当時の状態を細かく記録しておく必要があります。
担任名も大きくなったときの話題につながる重要なポイントですので、忘れずに署名しましょう。

子どもの印象的なエピソードを日誌や個人記録に書く

お誕生日カードに書く内容のネタ探しに役立ちます。

お誕生日カード以外にも連絡帳や卒園式でも使えるので、1人見開き1ページ間隔で記録しておくと便利です。

お誕生日カードを書く上でのテンプレート

お誕生日カードに書くべき内容、書かれてあると嬉しくなる内容はほとんど決まっています。

お誕生日の子が多い月の場合、たくさんの子どもへお誕生日カードを書かなければいけないので書く内容をある程度決めておくとラクになります。

◯さいおめでとう

まずはお誕生日のお祝いメッセージを書きましょう。
基本的には新たな年齢に触れます。

その子らしい言葉

その子しかもっていない個性に触れましょう。
好きな遊びや好きなもの、前向きな性格に注目します。

その子が褒められている部分を書き出してみることで、その子の本質的な性格が見つかるかもしれません。

署名

お誕生日カードや卒園アルバムを見返したときに、自分の担任が誰だったのか知りたくなる方は多いです。
見返したときの話題にもつながりますので、お誕生日カードの締めには必ず署名を入れましょう。

お誕生日カードのネタ

お誕生日カードを書く上でのテンプレートは理解できても、どんなネタにすればいいのか子どもの数だけ悩み、時間がかかります。

保護者からも子どもたちからも評価がいいネタを3つ紹介するので、ネタが思い浮かばないときや初めて書く場合の手探りの材料として参考にしてください。

最近できるようになったこと

その子だけのために書かれた文章であるかのように見えるので、できるだけ個性や特徴に触れた内容を書くようにしましょう。
見返したときに嬉しくなるポイントとなります。

個性や特徴が薄く、これといった特技も感じられない子には、なにかに一生懸命頑張っていたエピソードを前向きに捉えて書きましょう。

成長を褒める

健やかな成長への感謝を表します。
お祝いすることでお誕生日の特別感がでますし、保護者も自分たちの子育てが実を結んでいると感じられるので嬉しくなります。

大好き

子どもの頃から愛情表現を伝えることによって、自己肯定感が高まると言われています。
かりと愛情表現をすることで、子どもたちも「ちゃんと自分のことを見ていてくれているんだ」と感じることができ、子どもたちや保護者からの信頼も高まります。

お誕生日カードのデザイン

お誕生日カードのデザインは大きく3パターンあり、それぞれメリットとデメリットがあります。
お誕生日カードはイベントを盛り上げたり子どもたちを喜ばせたりする大切なポイントとなるので、用途にあったお誕生日カードを作るようにしましょう。

飛び出すカード

メリット

  • 飛び出す部分にメッセージを書くと視覚が刺激され、好奇心が高まる
  • キャラクターや動物たちの存在感がにぎやか
  • 薄くて破れにくいため保存がしやすい

デメリット

  • お誕生日カードデザイン3つの中では1番見劣りしやすい
  • 飛び出す部分が破れやすい

メダル型

メリット

  • お誕生日の特別感があり男女問わず人気のデザイン
  • 園児が好きな色のリボンにすればオリジナル感が出る
  • SNSで写真映えしやすい

デメリット

  • 紐部分が壊れやすい
  • サイズは小さくなり、書きたいことを書ききれない場合も

見開き型

メリット

  • メッセージを沢山書くことができる
  • 写真も入れられる
  • 手形や足形を貼り付けると記念になる

デメリット

  • 制作に時間がかかる

お誕生日カードでNGな内容

保護者や子どもたちを喜ばせたいなら、不快に感じる表現を避けたほうがいいです。

以下のような内容を使うのは絶対に避けましょう。

誰にでも当てはまるエピソード

保護者が読んだときに、誰にでも当てはまるような内容を書くと「うちの子じゃなくてもよくない」感が強まります。

「子どものことをよく見てくれていない」と信頼関係にも影響を与えかねないので、可能な限りその子特有のエピソードを書くようにしましょう。

事実をそのまま

ただの事実を書いただけのお誕生日カードは「連絡帳に書けばいいじゃん」と思われます。
取ってつけてきたような印象や無理矢理感が強まるので、感情が動いたり考えさせられたりするような文章にしましょう。

そのエピソードから自分はどう感じたのか、自分の気持ちや学んだことを織りまぜて書くことで、その子特有のお誕生日カードにすることができます。

他の子と比べている

言うまでもなく絶対にご法度な内容です。
誤解されやすいのが「クラスで1番~」のような肯定的な文章もほかの子との比較になるのでアウトです。

子どもへの愛情を疑われ、保護者からの信頼関係が傷つきます。

NGな内容を書かないための対処法

上記3つのNGな内容を書かないようにするための対処法があります。

子どもの行動や性格から、自分の心が動かされたエピソードを、自分はどう思ったのかをふまえながら書けば、子どもたちや保護者を不快な思いにする可能性は下がります。
普段から子どもたちの印象的なエピソードをメモしていけばお誕生日カードのネタでも困らなくなるでしょう。

お誕生日カードを作る上で注意すべきこと

お誕生日カードを作る際は以下のことに気をつけましょう。
以下のこと以外にも、ご自身で気づいたことがある場合はそちらも注意してください。

  • 子どもたちがホチキスで怪我をしないように、ホチキスの上をカラーテープなどで直接触られないように工夫する
  • できるだけのりやボンドでつくる
  • リボンや紐を通す穴は破れやすいので、長く保存できるように補強する

まとめ

お誕生日は一年に一度の大切なイベント。
今は言葉や文字を理解できなくても、大きくなって見返したときに愛されていた記憶となって伝わるような誕生日カードにしましょう。

記憶に残らなかったとしても、きっとあなたとの思い出は忘れられません。

この記事が一年に一度のイベントを、一生のうちに何度も思い出すような思い出とする一助となれれば幸いです。

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