手ぶら登園保育コラム

保育園の運営に役立つ情報を発信

保育の隙間時間に!準備なしですぐできる遊び10選

「予定していたよりも早く活動が終わってしまった!」「急に雨が降ってきて、外での活動が中止に……」「余った時間、一体何をしたらいいの……?」

しっかり計画していても、予想外の事態は起きるものです。保育中、急に発生した隙間時間をどう過ごすべきか、迷った経験がある保育士は多いはず。

とくに、新人のうちは時間の配分がわからず、時間が余ってしまうことがよくあるものです。

小さいクラスの子どもたちは、一度流れが途切れてしまうと再度注目を集めるのが大変です。即座に始められ、子どもたちを惹きつけられる遊びを知っておくことは、スムーズな保育を行う上で重要といえます。

覚えておこう!隙間時間に準備なしでできる遊び10選

ほんの数分を埋める手遊びから急な予定変更に対応できるゲームまで、隙間時間に行える遊びを10種類紹介します。

今回紹介する遊びは、特別な準備が不要。身近な物で取り組めるものばかりです。クラスの様子に合わせてアレンジしながら活用してください。

ハンカチシアター

先生がポケットから取り出した、何の変哲もないハンカチが色々なものに変身!「次は何になるのかな?」と子どもたちはワクワク……。注目を集めることうけあいです。

手持ちのハンカチでもできますが、大きなバンダナを保育室に常備しておけばより作りやすいでしょう。

動画の中では「とり」「うさぎ」「ペンギン」「ちょうちょ」「バナナ」「ソフトクリーム」「みかん」「たまねぎ」「ネクタイ」「望遠鏡」「帽子」と11種類の作り方を紹介しています。

変化自在のハンカチで子どもたちを魅了しましょう!

かみなりどんがやってきた

年少~年長クラス向けの手遊びです。「かみなりどん」に取られないように、リズムに合わせて身体の一部を急いで隠すシンプルな遊びですが、とても盛り上がります。

アップテンポなので小さいクラスの子たちには少々難しいかもしれませんが、一度覚えてしまえばノリノリで歌ってくれるはずです。

この手遊びの醍醐味は何といってもラスト。素早く体の一部を隠した後に、みんなで声を合わせて「セーフ!イエス!」と叫ぶところにあります。

最初は恥ずかしがる子もいるので、まずは先生が先陣を切って全力で叫びましょう。子どもたちの笑い声と「もう一回やりたい!」の声が保育室中にあふれますよ。

だいじょうぶ?ズコッ

年少~年長児向けの手遊びです。

この手遊びにはたくさんの動物が登場しますが、なぜか全員元気がありません。しかし、子どもたちが声をそろえて「だいじょうぶー?」と問いかけると、間髪入れずに「大丈夫でーす!」と起き上がります。

先生が真剣に演じれば演じるほど、子どもたちが笑い転げて喜ぶ、鉄板の手遊びです。

一通り動物を登場させたら、今度は子どもたちの番。やりたい子を募り、動物役を演じてもらいましょう。恥ずかしがる子には無理をさせないようにしてください。

おてて絵本

おてて絵本とは、絵本作家のサトシンさん考案の「お話遊び」です。手を絵本に見立ててめくり、物語を子どもと共に創造していきます。

Eテレの「みいつけた!」という番組でも放送しているため「おてて絵本」と聞いただけでピンとくる子ども多いはず。まずは保育士が手本を見せ、やってみたい子を募りましょう。

おてて絵本を行う上で大切なことは、子どもの作った話を否定しないこと。

「そうなんだ!」「それから、どうしたの?」などの“合いの手言葉”を入れながら、先の展開を引き出していくことで、子どもたちは更に想像力を膨らませ、面白い物語を紡ぎ出してくれます。

時には、思わぬ展開に笑ってしまうことも。子どもたちの想像力に驚かされること請け合いです。

みみずのたいそう

年中~年長児向けの手遊びです。子どもは「少しだけ難しいこと」に挑戦するのが大好き。そんな子どもたちの気持ちを満たす手遊び「みみずのたいそう」を紹介します。

「今日やる手遊びは、ちょっと難しいよ?みんなにできるかな?できたらすごいよ!」と前置きしてから行うと効果抜群です。

「難しい!でも、もう少しでできそう!」絶妙な難易度に、子どもたちは夢中になることでしょう。集中して先生の動きを真似しようとする真剣な子どもたちの表情が見られるはずです。

もしカメ体操

年長児向けの手遊びです。

「みみずのたいそう」より難易度は高め。最初から動画のように行うのは難しいので、最初はグーだけにする、スピードを遅くするなど、段階を踏んで挑戦していきましょう。

お尻走りレース

雨天時の代替活動に最適なのが「お尻走りレース」です。雨の日は、子どもたちも体力を持て余し気味。かといって保育室内で走り回れば、転倒や衝突などの恐れがあります。しかし、お尻走りレースならば安全です。

お尻走りレースのやり方はとっても簡単。スタート位置から“お尻だけ”を使って走り、一番早くゴールに到達した人が勝ちです。

お尻走りレースをするときは、事前に「お尻を床から離したら負け」であることをしっかり確認しておきましょう。1人ルール違反者が出ると、続いて他の子どもたちも走り出すので注意が必要です。

いつ・どこで・だれが・何をしたゲーム

年少~年長児向けのゲームです。子どもたちを「いつ役」「どこで役」「だれが役」「何をした役」に割り振り、一人一文句、自由に言葉を考えてもらいます。

全員が言葉を思いついたら「いつ役」から「何をした役」まで一人ずつ前に呼び、保育士に耳打ちしてもらいましょう。

子どもたちそれぞれが考えた言葉を繋げると「昨日」「先生が」「幼稚園で」「踊った」といった具合に一つの文章が完成します。

このゲームの醍醐味は、時折子どもたちを爆笑の渦に巻き込むとんでもない名文が生まれること。

はじめのうちは普通の文章しかできないかもしれませんが、繰り返し行えば行うほど、子どもたちもコツをつかみ、より面白い単語をチョイスするようになります。ぜひ挑戦してみてください。

年長児クラスならば、紙と鉛筆を用意して言葉を書いてもらってもいいでしょう。

ひっつきもっつき

ケロポンズ考案の手遊びです。お友達と「手」「頭」「お尻」など、体の一部をくっつけ合って遊びます。

慣れてきたらぜひ難易度をあげてみてください。「足の裏」「ひざ」「かかと」などを指定すると「むずかしい~!」と盛り上がります!ただし、お友達と身体を合わせることを嫌がる子には配慮が必要です。

親子レクリエーションとしてもおすすめです。

だんまりゲーム

子どもたちを落ち着かせたい時におすすめの遊びです。ルールはとっても簡単。時間を決めて、みんなで一斉に静かにします。話をしたら負けです。

みんなで静かにしていると、普段は聞こえない色々な音が聞こえてきます。

セミの鳴き声、鳥のさえずり、給食室のお皿を洗う音……。だんまりタイムが終わったら、何の音が聞こえたかみんなで話し合ってみましょう。

ゲーム中、他のクラスの子どもの思わぬ声が聞こえてきて、みんなで笑ってしまったり、普段は気が付かない音に気がついたり、意外と盛り上がります。

覚えておくと役立つ遊びの数々。少しずつレパートリーを増やしていこう!

準備なしで行うことができ、子どもたちが喜ぶ遊びを10種類紹介しました。

保育中の「何をしたらいいのかわからない時間」はトラブルを招きがち。隙間時間を埋めるちょっとした遊びのネタをストックしておくと、保育の流れもスムーズになります。

普段から情報収集をし、いざという時に困らないよう備えましょう。

おむつの管理が楽になる手ぶら登園

手ぶら登園

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