手ぶら登園保育コラム

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服装が人の雰囲気をつくる!ジャージを選ぶポイントとジャージ禁止のときの代替策

保育士になると保育中の服装をどうするか気になります。
保育士の仕事はかなり動きますし、子どもたちや保護者へ配慮する必要もあるので、動きやすさや第一印象に直結する服選びは重要です。

動きやすさを重視して手軽にジャージを着ている方も多くいらっしゃるでしょう。
しかしジャージは作業服のイメージがあることやTPOに適さないなどの理由から社会人の服装としてふさわしくないとされ、ジャージを禁止する園も増えてきました。

では、ジャージを選ぶ際はどんなことに気をつけるべきなのでしょうか。
服装選びで役立つポイントやジャージ禁止になった際の代替策などを解説していきます。

服装を選ぶ前に注意すること

服装を選ぶ前に働く保育園ごとに規則の確認をしておきましょう。

職員の服装に統一感をもたせるために制服を用意していたり、独自のきまりを設けている園もあります。
園長や先輩保育士に尋ねて確認し、そのきまりに従ってコーディネートするようにしましょう。

確認しておきたい事項

服を選ぶ前に最低限以下のことは確認していきましょう。

  • 制服の有無

もし制服があるなら用意された制服を使いましょう。

  • キャラクター使用の可否

キャラクターを使えない場合は、草花や乗り物などのイラストがあるエプロンを使えないか確認しましょう。

  • ジャージ使用の可否

ジャージが使えない場合は、この後紹介するチノパンやジョガーパンツなどを活用しましょう。

  • メイクの加減

いつもしているメイクを基準にして、そこからどれほど薄くすればいいのか確認しましょう。

ジャージを選ぶ際の3つのポイント

ジャージを選ぶ際は以下の3つのポイントを意識しましょう。

  • 動きやすさ
  • シンプルさ
  • 保護者からの見え方

保育士として働くには見た目がおしゃれであることだけでなく、機能面でも役割をしっかりこなせるかが大切です。
一社会人としてふさわしい振る舞いであるかも見られます。

動きやすさ

保育士は元気いっぱいの子どもたちと一日中遊びまわるという、体力的にきつい仕事を行います。
とにかく激しい動きが多いので、保育士としての職務をきちんと果たすためには服装の動きやすさが大切です。

動きやすい服とは以下の3点が抑えられている服のことです。

  • 汚れてもいいもの
  • 伸縮性・通気性が優れたもの
  • 手入れがラクなもの

子どもたちの危険をいち早く回避したり、とっさの動きに対応できるようにするためにも動きやすい服を選びましょう。

生地としてはポリウレタンや綿などがオススメです。

シンプルさ

派手すぎる格好は保護者にいい印象を与えません。
色、デザイン、露出に注意して、派手すぎないシンプルな服を選ぶようにしましょう。

また、とがっていたり硬かったりする装飾がある服を着ていると、子どもたちを傷つけてしまうかもしれません。
子どもへの安全性もしっかりと確認してください。

服装から人間性やプロ意識が読み取れるので、保育士として子どもと接するのにふさわしい服を選ぶようにしましょう。

オススメの色

派手すぎない色や警戒されにくい色を選ぶと、子どもたちや保護者との交流も良くなるかもしれません。

緑色は安心感を、オレンジ色は明るさ、青は誠実さの印象を相手に与え、色によって期待できる効果が違います。
自分はどういう人間に見られたいのかを考え、その目的に合った色を選ぶのもおすすめです。

保護者からの見え方

保育士も当然ながら、一社会人であることは間違いありません。
通勤中や保護者と集まって話をするときは、社会人としての自覚ある服装が求められます。
TPOにふさわしくない格好をしていれば、それだけで保護者は「この人に預けても大丈夫かな?」と不安な気持ちになります。

保護者は大切な子どもを預けることに少なからず不安を抱いています。
保育士が保護者と一緒に子育てをしていくためには、その不安を払拭しなければいけません。
保護者の不安を払拭するには見た目の印象をよくすることが効果的です。

基本的には清潔さが感じられる服装を選ぶようにしましょう。
また、TPOに合う服装がわからない場合は自己判断をせず、園長や先輩保育士に相談して確認しましょう。

避けたほうがいいもの

保護者から子どもたちの大切な命を預かる保育士として、絶対に避けたほうがいい服装があります。
保育士が絶対に避けたほうがいい服装とは、危険につながるものです。

また、子どもたちに危害を与える可能性がある装飾に保護者はとても敏感です。
身につけているだけで保護者からの評価も落としてしまうので、うっかり着てしまわないように注意しましょう。

パーカー

パーカーがついている服は子どもたちが引っ張る可能性があります。
子どもたちが引っ張ると首元が閉まるので、窒息などの危険性があります。

装飾品

ビジュー、ビーズ、ラメなどがついた服装は、装飾が落ちたものを子どもたちが誤飲するかもしれません。

飾りボタンのように硬い装飾は、子どもを抱いたときに当たったり引っかかったりして、傷つけてしまう可能性があります。

リボン

リボンがついている服は子どもの指や首に絡まり、締め上げる可能性があります。
絡まっていることに気づかないで保育士が動き出すととても危険です。

ファスナー

ファスナーがついている場合も気をつけなければいけません。
子どもの指をはさんだり、服をかんだりするととっさの動きの妨げになるからです。

ジャージ禁止の場合

ジャージが禁止の場合、動きやすいズボンとして有名なチノパンやジョガーパンツを代わりに履くことをオススメします。

あるいはどういう服装が良いのか、同じ職場の先輩保育士に相談してみましょう。
おすすめのメーカーや業界の流行を教えてもらえるかもしれませんし、相談を通じてコミュニケーションをとることもできます。

まとめ

動きやすさだけを考慮するなら普通のジャージで十分ですが、大切な子どもたちを預かっているからこそ、保護者の方に安心して任せていただけるような心配りをしなければいけません。

小さい子の指が巻き込まれにくいファスナーや警戒されにくい色など、考慮すべき箇所はたくさんあります。
実際に働いてみて、子どもたちや保護者の方たちのために工夫できる点を見つけたらどんどん改良していきましょう。

あなたの誰かを大切に思う心はきっと伝わるはずです。
それが物理的な気づきでも感覚的な雰囲気でも、優しい人に人は集まります。
そしてその優しさは、誰かを守る強さになります。
普段からの服装が、咄嗟の危険を回避することにつながるでしょう。

まずは見た目から整えて、和らかな空気をつくれる先生になりましょう!

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