手ぶら登園保育コラム

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あたらしい保育イニシアチブ~保育者の職務満足度と保護者の満足度の関連性の研究~

あたらしい保育イニシアチブ~保育者の職務満足度と保護者の満足度の関連性の研究~

ポスト待機児童時代の到来と言われていますが、今後、保育施設はどうあるべきなのでしょうか。
保育施設の在り方として、保護者の信頼を得ている保育施設はどんな施設でしょうか。
一般社団法人NECQAでは、保育者の「働き方」に着目して研究を実施してきました。
この研究では「保育者が満足して勤務している園は保護者満足度も上昇する」のではないかという仮説に基づき、エビデンスを取得すべく保育者と保護者 計2000人にアンケート調査を実施したものです。

本研究の速報値の発表を8月に東京大学で開催されました、『あたらしい保育イニシアチブ2022』にて報告いたしました。

〈調査概要〉

全国の保育者と保護者 計2000人にWEBアンケート調査を実施し、同じ保育施設の同じクラスの保育者と保護者を紐づけ、分析を行いました。(調査時期:2021年10月~12月)

調査の概要

〈研究結果〉

保育者の満足度が高い=保護者の満足度も高い

アンケート調査の結果、仮説通り、保育者の職務満足度と保護者満足度は直結している事が表れております。

保育者の職務満足度

重要視している視点に乖離がある

研究の結果では園の保育で重要視している視点に保育者と保護者では乖離がある事が表れております。
保育者は福祉的な観点を重要視しているのに対して、保護者はモラルエデュケーションを重視しています。
乖離のある点をそろえていくことでよりホスピタリティーの高い保育に近づくと考えられます。

〈研究のその後〉

上記のような研究の速報値をあたらしい保育イニシアチブ2022で報告いたしました。
現在は詳細分析を実施しており、結果は随時発表予定です。

資料ダウンロード

〈研究主体〉

保護者の信頼を得ている保育園は、どんなところでしょうか。
よい理念があって、深い子どもの理解があって、質の高い取り組みがあって……。もちろんその通りなのですが、NECQA(保育士と保育の質に関する研究会)ではあえて、保育者の「働き方」に着目して研究しております。

NECQA

研究者

  • 大阪教育大学 小崎恭弘さん
  • 東京大学 野澤祥子さん
  • 大阪総合保育大学 瀧川光治さん
  • 四天王寺大学 田辺昌吾さん
  • 東京大学 城戸楓さん
  • 大阪総合保育大学 阿川勇太さん
  • 兵庫教育大学 小崎遼介さん
  • ぬくもりのおうち保育株式会社 上野公嗣さん

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