手ぶら登園保育コラム

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海外保育園文化 ベトナムの日本人幼稚園での体験談

海外保育園文化、ベトナムの日本人幼稚園での体験談

今回は、ベトナムの日本人幼稚園を1年間勤務をしたときの体験談についてご紹介させていただきます。
まずは、この体験をされた元保育士の上田さんについてご紹介します。

上田さん(保育士歴 約8年)

高校を卒業後、短期大学にて保育士と幼稚園教諭免許を取得。新卒で社会福祉法人へ入社。
児童館、放課後児童クラブ、保育園と7年間経験した後、転職してベトナムの日本人幼稚園に4ヵ月勤務。
現在は保育士を辞め、ぬくもりのおうち保育株式会社にて研修業務に従事。その傍ら、副業で保育系大学の非常勤講師も務める。

ベトナムの日本人幼稚園に行くきっかけ

私がベトナムで教育することを考え始めたきっかけは、転職エージェントから「ベトナムで日本人幼稚園の先生として活躍しませんか?」と連絡があったからです。

面接はWEBでOK、日本人向けの幼稚園で英語力不問だったため、、面接を受けました。結果として内定をいただくことができ、ベトナムの日本人幼稚園に勤務することが決まりました。

ベトナムの日本人幼稚園とは

ベトナムに入国した翌日から、幼稚園での勤務が開始しました。私は、ベトナムの南部にある日本人幼稚園で2歳児の担任をしていました。

勤務先のベトナム幼稚園の内容

  • 園児数:200名程度
  • 対象年齢:1歳児~5歳児
  • 各学年2クラス程度
  • 各クラス日本人スタッフ1名+現地スタッフ1名~2名
  • 月~金の保育

園内は基本的に日本の幼稚園と同様です。

幼稚園までは園のバスが出ており、子ども達の大半はバスで登園してきます。また、日本の幼稚園同様、夏祭りや運動会、お遊戯会もありました。

日本人幼稚園ではありますが、クラスの半数はハーフまたはベトナムの子どもだったので、国際的な雰囲気がありました。
先生達の経歴も様々で、私のように日本からやってきた先生もいれば、ベトナム在住のベテラン先生、他国の日本人幼稚園から転職してきた先生もいます。
様々な保育観の先生達と一緒にお仕事をするのは、とてもワクワクしました。

多国籍な幼稚園だったので、給食は日本食やベトナム食など多国籍食が出ていました。厨房では、いつもベトナムの方が手作りしてくれいて、とても美味しかったです。

私の働いていた幼稚園は、ベトナムの大きなお家(ヴィラ)を幼稚園に改築しているため、見た目は外国のお家のようで、園庭にはプールが付いてました。
年中熱帯であることを活かして、プール保育が常にありました。

園内は基本的に日本語で保育しますが、多国籍な園児に対応するため、ベトナム語や英語も必要に応じて使用していました。
自然に日本語が話せるようになっていく子どもたちを見ていると、順応性と成長を非常に感じました。

日本人幼稚園は、ベトナムの暦で過ごしているため、祝日が少ないのも大きな違いでした。
しかし、日本の幼稚園同様、夏休み(約1カ月)や冬休み、春休みの長期休暇があるので、旅行好きな先生達はよく海外旅行に行っていました。

ベトナム日本人幼稚園の1日の流れ

1日の流れとしては、日本の幼稚園と比べ違いはありませんでした。

1日の流れ

8時~9時:登園
9時~:クラス別保育
11時:給食
12時~13時30分:午睡(4歳児まで)
13時30分:おやつ
14時30分:降園

午睡を挟むものの、基本的には日本と同じですね。
保育中は製作やリトミック、戸外遊びなど、様々な取り組みをしていました。日本で簡単に手に入るセロテープや絵具がなかったりするため、製作に関しては少し工夫が必要でした。

ベトナムの日本人幼稚園行事内容

ベトナムの日本人幼稚園行事内容としては、以下のようなものがありました。

  • こどもの日会
  • 七夕
  • 遠足
  • 夏祭り
  • お泊り会
  • 運動会
  • 作品展
  • 餅つき会
  • 生活発表会

夏祭りは、先生たちも浴衣を着て一緒に盆踊りを踊り、日本の文化を味わいました。しかし、出店の商品一つをとってもなかなか同じものは買えませんでした。
例えば、スーパーボールすくいのスーパーボールはベトナムでは手に入りません。他にも手に入らないものが沢山あるため、輸入をしたり、中国系の問屋街に似たものを探しに行ったりしていました。

日系幼稚園では、日本の生活がどこまで実現できるかがポイントの一つだと思います。
私は、日本での保育経験があったので活かせる環境で働けて良かったと思いました。

海外でも保育をしたいと考えている想いのある先生達が揃っているので、気持ちを高めて新天地で挑戦したい方にはおすすめです。

まとめ

日本人幼稚園とはいえ、やはり海外で働くことには不安を感じますよね。しかし、異国の地だからこそ得られる経験もたくさんあります。

日本人幼稚園ならそこまで高い語学力は問われません。「海外での保育が気になる」という方は、今回お話を伺った上田さんのように、少し勇気を出して海外に飛び出すことを考えてみてはいかがでしょうか。

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