【2022年版】保育園向けおむつサブスク6社をベテラン保育士が徹底比較!デメリットや注意点も!

こんにちは!保育士歴13年で2児の母のあかりです。
最近「保育園向けおむつのサブスク」ってよく聞くけど、実際どうなの?と思っている保育関係者も多いのではないでしょうか?今回は、私が保育士として各社のサービスを徹底比較して感じたメリット・デメリットをご紹介していきます。
目次
保育園向けおむつのサブスクって?
保育園向けおむつのサブスクとは、毎月定額料金を支払うことで、紙おむつが保育園に定期的に届くサービスです。
おむつのサブスクを使うメリット
多くの保育園では、保護者に名前を書いたおむつを持ってきてもらい、園児ごとに管理していますよね?おむつのサブスクを導入することで、名前の書かれていないおむつを、サイズごとに管理することになります。
と言っても、分かりにくいですよね。
サイズごとの管理になるおむつのサブスクを活用するメリットって具体的に何なのか?保育士(保育園)としてのメリットを整理してみました。
1.おむつの煩雑な管理から解放される!
各園児のおむつ在庫確認、保護者への補充連絡、貸おむつのやり取りなど、「おむつの管理」に含まれる業務はとても煩雑で、多岐にわたりますよね、、、
おむつのサブスクを導入すると、園児ごとのおむつ管理が不要になるので、保育士をこのような煩雑な業務から解放してくれます!
2.おむつをストレスフリーで履かせられる!
おむつ替えの際はその園児の荷物ボックスからおむつを取って、名前を確認して、、、という作業が必要ですよね、、、慣れていない先生だと、そもそも顔を覚えるのに時間がかかるし、間違って違う子のおむつを履かせてしまったら、保護者に謝って説明しないといけません!(大変すぎる、、、)
おむつのサブスクを導入すると、その子のサイズだけ把握していれば大丈夫なので、このようなストレスを無くしてくれます!
3.保護者に喜んでもらえる!
これは一番嬉しいメリットではないでしょうか?!
勿論、保育士もおむつの管理については沢山のストレスを抱えていますが、毎日名前を書いたおむつを準備し、持ってくるのは保護者です。
その準備が無くなるだけで、どのくらい保護者のストレスも無くなるのかは、想像に容易いですよね!保護者が喜んでくれて、園のファンになってくれる。それだけでも導入のメリットがありますよね!
おむつのサブスクにはどんなサービスがある?
ここまでで「おむつのサブスクがなんとなく良さそう!」というのは感じていただけたかと思いますが、一言に「おむつのサブスク」といっても、様々なサービスが存在しています!
まずは、6つのサービスを9つのポイントで比較してみました。
手ぶら登園 | Kaoすまいる登園 | おむつお届け定額サービス | おむつん | 1monthらくらく登園セット | ミラフィールビズ | |
おむつの種類 | マミーポコムーニー | メリーズ | ネピアwhito | グーン | 導入時に相談 | ミラフィール |
料金(月額) | マミーポコ:2,508円ムーニー:3,278円※おしりふきは無料 | 3,278円※おしりふきは無料 | 3,278円※おしりふきは無料 | 年齢×登園日数(5日・6日)によって異なる0歳:3,300円、3,930円1歳:3,080円、3,740円2歳:2,750円、3,190円※おしりふきは無料 | プランによって異なる | 枚数制限あり:2,178円使い放題:2,908円※おしりふきはオプションサービス |
対応エリア | 全国約2,000施設導入 | 全国施設数非公開 | 全国施設数非公開 | 首都圏中心施設数非公開 | 不明 | 全国施設数非公開 |
支払方法 | 法人支払or保護者支払 | 法人支払or保護者支払 | 保護者支払のみ | 法人支払or保護者支払 | 法人支払or保護者支払 | 法人支払or保護者支払 |
発注方法 | 管理画面より発注 | 管理画面より発注 | 学研教育みらいが運営するショッピングモール「hugselection」より発注 | チャット・メール・電話・FAXのいずれか | 保育園から発注する必要なし(定期的に在庫確認がある) | 非公開 |
最低発送量 | 5箱~ | 1箱~ | 5箱~※沖縄および離島は20箱~ | 非公開 | 5箱~※週1回納品などのプランもあり | 1箱~ |
園児管理方法 | 管理画面より確認 | 管理画面より確認 | 管理画面より確認 | 運営会社から送られてくるリストで確認 | 非公開 | 非公開 |
保護者対応 | 運営会社(電話、メール、LINE) | 運営会社(電話、メール、LINE) | 運営会社(電話、hugnote(アプリ)) | 運営会社(お問い合わせフォーム)または園で対応 | 運営会社(電話) | 非公開 |
付加サービス | 保育士向け研修動画が無料で視聴できる・寝具のサブスクもある | 子供向けの教育コンテンツが無料で利用できる・花王の衛生商品が買える | おしぼりや寝具のレンタルプランもある | 使い放題プランの場合のみ、風邪で欠席した日数×5枚のおむつを持ち帰れる |
各社、月額料金に大きな差はないので、保護者にアンケートをとっておむつの種類で決めてみたり、園児の管理方法や発注方法がわかりやすいサービスで決めてみたり、オプションサービスの豊富さで決めてみるのもいいですね!
次は、各社のサービスの詳細をお伝えしていきます!
手ぶら登園
BABY JOB株式会社が運営するサービスです。2020年に日本サブスク大賞グランプリを受賞したことでも有名です。47都道府県の2,000以上もの施設で利用されていて、おむつサブスクのパイオニアとも言えます。
ユニ・チャームと共同運営しているため、「マミーポコ」と「ムーニー」のおむつとおしりふきを使い放題で利用することができます。
<ポイント> 全国2,000以上の施設で導入実績あり!渋谷区などの自治体での導入実績も豊富!保育士向けの研修動画が無料で観られる! 導入実績が多く、運用マニュアルや公式LINEなど導入後のサポートが手厚いので、サブスクの利用が初めての方には特にオススメです。 |
Kao すまいる登園
花王株式会社とBABYJOB株式会社が運営する「メリーズ」のおむつとおしりふきが使い放題になるサービスです。1箱からのおむつ配送に対応しているところが特徴です。
また、おむつだけではなく、「手洗い教室」や「手指の消毒液使い方講座」など子どもたちの生活に役立つ教育コンテンツの提供や、保育園内の衛生環境づくりのための花王商品の販売も併せて提供されるのが特徴です。
<ポイント> 人気おむつの「メリーズ」が使い放題!1箱~お届け可能!「手洗い教室」などの子どもたち向け教育コンテンツが無料で利用できる! 1箱から発注できるので、おむつの収納スペースが少ない保育園や、手洗い石けんなども一緒に発注したい方にオススメです。 |
おむつお届け定額サービス
株式会社学研教育みらいが運営するサービスです。
王子ネピア・日本紙パルプ商事との共同運営となるため、おむつは「ネピアWhito(ホワイト)シリーズ」、おしりふきは「ふんわり心地よい赤ちゃんのおしりふき」が使い放題になります。
<ポイント> 高品質なおむつ「ネピアWhito(ホワイト)」が使い放題!発注や管理は「hugnote(アプリ)」で完結! 学研教育みらいが運営する「hugnote」を既に導入している保育園にオススメです。 |
おむつん
有限会社いとう教材社が運営するサービスです。「グーン」が使い放題になります。
年齢や登園日数(5日か6日か)によって月額料金が変わったり、管理画面がなく、チャット・電話・メールなど好きな方法でおむつを発注できるのが特徴です。
<ポイント> 年齢や登園日数によって月額料金が変更!発注方法は自由! 管理画面がないため、メールや電話など好きな方法で発注ができ、園児リストもメールで送られてきます。PC作業が苦手な方にオススメです。 |
1month らくらく登園セット
小山メディカルサービス株式会社が運営するサービスです。
おむつの他にもおしぼりやエプロンが使い放題になる「おしぼりセット」や洗濯付きの「お布団セット」などのレンタルも展開しているのも特徴です。
<ポイント> おむつの種類が選べる!おむつ以外のレンタルサービスが充実! おむつの種類は発注時に相談できるため、他のサービスで使われていないおむつを使いたい方や、おしぼりなどもすべてレンタルにしたい方にオススメです。 |
ミラフィールビズ
株式会社ブリッジウェルが運営するサービスです。DSG グループと提携しているため、ミラフィール が使い放題になります。※使い放題以外のプランもあり
風邪でお休みした際に、1日5枚まで持ち帰りできるオプションがあるのも特徴です。
<ポイント> 高品質なおむつ「ミラフィール」が使える!枚数制限ありのプランでは最安値!お休みした時におむつを持ち帰れるオプションがある! 使い放題ではないプランだと月額2,178円と最安。おしりふきもオプションになるので、おしりふきは既に園で購入していて、とにかくコストを抑えたい方にオススメです。 |
おむつサブスクを導入する際の注意点
徹底比較で、それぞれのサービスの特徴は掴めましたか?ただ、比較するときはいいところばかりではなく、悪いところも把握しないといけないですよね!では、おむつのサブスクを導入するデメリットや注意点についてもお話していきます!
おむつを園で廃棄する必要があるためコストがかかる!
これは、絶対ではないのですが、おむつに名前が書いていない≒保護者におむつを返さないということになります。
最近では、既に園でまとめて使用済みおむつを廃棄している保育施設も多いかと思いますが、まだ保護者に持ち帰ってもらっている園の場合は、園廃棄に変更する方がオペレーションがスムーズになるので、オススメです!その際、これまでよりも廃棄のコストがかかることになるので注意しましょう!
保護者によってはメリットを感じてもらえない!
おむつのサブスクの月額料金は、通常小売価格と同等程度に設定されていることが多いです!そのため、いつもセール中に購入されている保護者や、トイトレ中でおむつの使用枚数が減ってきた際には、少し割高になります。
もちろん、その分おむつに名前を書く手間が省けるなどのメリットも大きいのですが、保護者によっては、「自分で買った方がいい!」と思われ、申込されないケースもあります。当たり前といえば当たり前ですね。
勿論、クラスの中で利用している園児と利用していない園児が混在しても大丈夫なので、大きな問題ではないです!
まとめ
この記事では、9つのポイントをもとに、6つのサービスについて比較してみました!
また、保育士でもある私の率直な感想をもとに、メリットや注意点もお伝えしましたが、おむつのサブスクについて、お分かりいただけたでしょうか?
・園児の管理やおむつの発注方法のわかりやすさ
・オプションサービスの豊富さ
・(保管場所が狭い場合)最低発送量の少なさ
などを中心に、自分の保育園に合ったサービスを検討してみてください!
また、導入前に保護者向けにアンケートを取って、どのサービスがいいか決めてみるのもオススメです。是非試してみてくださいね!
おむつの管理が楽になる手ぶら登園

おむつのサブスク手ぶら登園( https://tebura-touen.com/facility )とは、保護者も保育士も嬉しいおむつの定額サービスです。手ぶら登園は、2020年日本サブスクリプションビジネス大賞を受賞し、今では導入施設数が1,000施設(2021年6月時点)を突破しています。
保育園に直接おむつが届くため、保護者はおむつを持ってくる必要がなくなり、保育士は園児ごとにおむつ管理をする必要がなくなります。