保育士によくある悩みを紹介!種類別に対処法も解説
「今の職場の人間関係がつらい」「仕事の量が多くて大変」「給与が低くて不満…」
こういった悩みを抱えていませんか?
子どもの成長に大きく関わる保育士の仕事はやりがいがある反面、労働環境や待遇、女性ならではの複雑な人間関係といった問題も多く、悩んでしまうものです。
今回は、保育士によくある悩みと対処法を紹介します。悩みを解消して、楽しく働きましょう。
保育士によくある悩み
「保育士に悩みはつきもの」といっても過言ではないほど、多くの保育士がさまざまな悩みを抱えています。そこで、代表的な悩みを紹介していきます。
子どもへの関わり方の悩み
子どもへの関わり方に悩みを抱える保育士も多いです。
「今の関わり方でよかったのかわからない」「子どもの成長にとって間違ったサポートをしていたのではないか」など、子どもと接しているうちに、接し方がわからなくなってしまうケースも珍しくありません。
子どもと向き合っているからこその悩みでもあります。
一人ひとりに合わせた関わり方
保育園には、さまざまな子どもが通っています。
恥ずかしがりやの子どももいれば、集団行動が苦手な子ども、イヤイヤ期の子どももいることでしょう。
こうした一人ひとりの子どもたちに同じように声をかけても反応が違うため、「どうしたらいいかな…」と悩むこともあります。
どれだけ経験を積んだ保育士であっても、正しい関わり方を見極めるのは難しく、悩んでしまうものです。
月齢に合わせた関わり方
乳児クラスはとくに、言葉で意思疎通をはかるのが難しいです。
子どもと信頼関係ができるまでは、保育士側も子どもの性格をつかみきれておらず「泣いている理由がわからない」「どういったサポートで導いたらいいのか」と頭を悩ませることも珍しくありません。
また、急な体調の変化や体の不調なども言葉で伝えることができないため、「責任の重大さ」から不安を感じる保育士もいます。
いうことを聞かない子どもへの関わり方
友達にちょっかいをかけてトラブルを起こしたり、騒ぎ続けたりするなど、してほしくない行動(マイナス行動)をする子どもへの対応に、頭を悩ませている保育士も多いのではないでしょうか。
「注意したら拗ねてしまう。だからといって、とことん向き合って一緒に過ごしたら、常に一緒にいなければならなくなり、子どもにとって良くないし…」
子どもの注意の仕方や関わり方には、ハッキリとした正解がありません。
また、不適切な行動で注目を集めようとする「負の注目行動」をとる子どもも中にはいます。
保育士は、子どもの行動や性格を見極めて対応を変えていかなければなりません。これは、経験の浅い新人保育士の多くがぶつかる悩みと言えるでしょう。
人間関係の悩み
保育士は、同僚や先輩保育士のほか、保護者との関わりも多いです。このような複雑な人間関係の中にいると、どのように振る舞っても損をすることがあります。たくさんの人を相手にしつつ、その全員に好かれるのは非常に困難です。
そのため、人間関係が精神的ストレスとなり、転職を考えるケースも少なくありません。
職員同士の雰囲気が悪い
同僚との人間関係や、先輩保育士との関係、主任保育士との関係など、さまざまな立場の人と連携をとっていかなければならない保育士の仕事は、コミュニケーションが大事といえます。
職員同士の雰囲気が気まずいと、その雰囲気は子どもたちにも伝わり、クラス全体のまとまりがなくなってしまうことも…。
また、1度崩れた関係は、なかなか元の状態には戻りません。
上下関係や、同僚からの嫌がらせなどが原因で悩んでしまう保育士は多数います。
保護者対応がつらい
保護者対応も、保育士の悩みのひとつに挙げられます。
子どもが安心して楽しく過ごしてほしいと思う気持ちは、保育士も保護者も同じです。
しかし、善意で伝えた言葉が、保護者を傷つけてしまう可能性もあります。
たとえば「子どもが初めて歩いた」のは、保護者にとってはうれしい出来事ですよね。
そんなわが子の成長の瞬間を一番最初に見たいと思うのが親心です。
しかし、保育士から「園で数歩、歩きました!」と言われたらどうでしょうか。
初めての瞬間を見れずにショックを受けてしまう保護者もいるかもしれません。
このほか、保護者から理不尽なクレームを受けることもあります。
こうしたことから、保護者との会話や対応に気を遣いすぎて心労がたまることもあるのです。
労働条件の悩み
労働環境・条件が原因で悩んでしまう保育士も少なくありません。
自分の力ではどうにもならない問題もあり、退職を決意する人もいます。
仕事量が多い
保育士は、子どもと関わらない部分での仕事も多岐に渡ります。
中でも、手作業の多さが悩みの種に挙げられます。
たとえば、クラスだよりや園だよりなどがありますね。
年間計画などの指導計画や行事の企画書といった書類関係や、手作りメダルなどの製作まで行う園もあるでしょう。
時間や集中力を要する手作業が多いことで、体調を崩してしまう保育士も見られます。
残業が多い
日中は子どもとの関わりがメインのため、書類や製作などの仕事が追いつかず、残業したり、家に持ち帰ったりすることも日常茶飯事です。
業務が多いときには、土日などの休日を利用して、家で作業をすることも珍しくありません。
プライベートの時間やリフレッシュできる時間が少なく「自分の時間がほしい」「休みがほしい」と退職・転職を考える人もいるでしょう。
給与が低い
保育士の給与は、他の職業と比べて低い傾向にあります。
加えて「仕事量が多い」「残業が多い」業種の保育士。
休日返上するケースもある一方、その苦労が給与に反映されないことも多く「仕事量と給与が見合わない」と悩む場合もあります。
処遇改善やキャリアアップ研修で、労働環境の改善に取り組む園もありますが、全体的にまだ整っていないところもあり、負担を抱えている保育士は多いです。
自由に休みが取れない
自由に休みが取れないことに悩む人もいるでしょう。
保育士不足のため、ギリギリの職員数で回している園もあります。
「自分が休むことで、クラス運営が回らなくなる」「行事前のタイミングで休んだら周りに迷惑がかかるから休めない」と感じると休みづらいものです。
「本当は自由に休みがほしいのに」とストレスに感じてしまうこともあります。
保育士の悩みを軽くする対処法
悩みを抱えているときは、心が疲れていることが多いです。
改善しないと身体を壊してしまうことも。悩んだときの対処法を紹介していきます。
周囲の人に相談する
悩んだときには周囲の人に相談しましょう。
ひとりで抱え込まずに、同期や同僚、身近な人など、話しやすい人に悩みを聞いてもらうことが大切です。
もしかすると、過去に相手も同じような経験をしているかもしれません。
あるいは、現在同じように悩んでいる可能性もあります。
問題解決に至らなかったとしても、打ち明けることで気持ちがスッキリして、また前向きになれる事もあります。
休息をとる
仕事のことを考えず、リフレッシュすることも大切です。
景色をみたり、運動して汗を流したり、趣味に没頭したりと、自分のやりたいことをやりましょう。
少し贅沢な食事に行ったり、エステに行ったりするのも良い休息になります。
しっかり休息をとることで、精神的ストレスや悩みが軽くなります。
子どもと楽しく過ごすためには、自分も心身ともに健康でいることが大事です。
ときには、自分の体をいたわりましょう。
働き方を見直す
働き方を見直してみるのもいいでしょう。短時間勤務にする、パートにするなど、雇用形態はさまざまです。
また、保育園の方針もそれぞれ異なります。手作りの製作に力を入れている園もあれば、家のような自然な環境を重視し、製作をほぼ行っていない園もあります。
個々の保育を大事にする園もあれば、集団生活の中で学ぶことを第一としている園もあるでしょう。
自分に合いそうな働き方や方法を、探してみましょう。
保育サービスを導入して業務改善する
業務の負担軽減はできるところから取り組むことが大切です。まずは、おむつのサブスク「手ぶら登園」などの保育サービスを試してみるのも効果的です。
手ぶら登園は、現在約1,000の保育施設に導入されています。導入施設の中で、保育士の業務改善に積極的に取り組んでいるぬくもりのおうち保育園では、業務効率化の取り組みの一つとして「手ぶら登園」を全園で導入しています。
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まとめ
保育士は笑顔が大事だからと、無理をして働いている保育士も多いのではないでしょうか。
しかし、無理は禁物です。
話しやすい人に相談したり、好きなことをしたりして和らげましょう。大事なことは、息抜きをすること、ひとりで抱え込まないことです。自分の働きやすい環境で、楽しく働きましょう。
おむつの管理が楽になる手ぶら登園
おむつのサブスク手ぶら登園( https://tebura-touen.com/facility )とは、保護者も保育士も嬉しいおむつの定額サービスです。手ぶら登園は、2020年日本サブスクリプションビジネス大賞を受賞し、今では導入施設数が1,000施設(2021年6月時点)を突破しています。
保育園に直接おむつが届くため、保護者はおむつを持ってくる必要がなくなり、保育士は園児ごとにおむつ管理をする必要がなくなります。