手ぶら登園保育コラム

保育園の運営に役立つ情報を発信

保育士の手帳活用術!おすすめの手帳や書き方について紹介します。

保育士は常にマルチタスク。保育中も製作の手順や準備、子どもたちのお迎え状況など、覚えておかなければならない事がたくさんあります。

また保育でクタクタになった後も、保育士はたくさんの事務仕事をこなさなければなりません。

「あの書類、今日までだった!」「うっかり〇〇を忘れてしまった!」

と冷や汗をかいた経験のある方もいるのではないでしょうか。

スケジュール管理は携帯のアプリでも可能ですが、就業中に携帯を開くことが許されない園もあるでしょう。そんなときは手帳の活用が有効です。

保育士におすすめの手帳とはどんなものがあるのでしょうか。活用術とともにお伝えします。

保育士に適した手帳とは?

手帳と言ってもたくさんの種類があり、どのようなものを選んだらいいか迷ってしまいますよね。手帳を選ぶ際のポイントを5つ紹介します。

3~4月始まり

手帳を購入する前に、開始月がいつなのかをよく確認しましょう。

手帳には、秋始まり(9~10月)冬始まり(12~1月)春始まり(3~4月)があります。
保育園は4月に新学期を迎え、3月で一区切りとなるため、春始まりのものが最適です。

いくら気に入ったデザインの手帳があったとしても、秋、冬始まりのものは避けたほうがいでしょう。年度途中で手帳を買い替えるのは不便です。

1カ月、1年ごとの見開きページがある

月ごと・年ごとに予定を書き込める見開きのページがあるか確認しましょう。

全体の流れが把握できて便利です。

フリースペースが多い

フリースペースの枚数も確認しておきましょう。

「手帳に書き込むのは行事予定のみ」という場合、そこまで枚数は必要ありません。
しかし手帳一冊でクラス運営にまつわる様々な情報を管理する場合、フリースペースが少ないと不便です。

フリースペースの活用法は下記で紹介していますので、参考にしてください。

保育士専用の手帳

学研の「ピコロフレンズダイアリー」、ひかりのくに株式会社の「HOIKU WEEKLY」、世界文化社の「PriPri Diary」など、保育業者が作った保育士専用の手帳があるのをご存じでしょうか?

園によっては、業者から無料で配布されることもあるようです。

保育士専用手帳の利点は、一般の手帳にはない保育士お役立ちページがあること。

たとえば、ひかりのくに株式会社の「HOIKU WEEKLY」には、こんな情報が載っています。

  • 子どもの誕生日記入スペース
  • 身体発育平均値
  • 年齢早見表
  • とき候のあいさつ
  • 児童憲章

気に入ったものがあれば使ってみるのもいいでしょう。

気分が上がるデザインの手帳を選ぶ

機能だけでなく、デザインが好みであることも大切な要素です。

手帳は1年間、毎日使います。見るたびにウキウキするような物を選ぶとよいでしょう。

クラス運営の助けに!手帳活用術

お気に入りの手帳を購入したら、さっそく記入していきましょう。
予定を書き込むだけでなく、フリースペースを使ってクラスの情報をまとめておくと、保育運営に役立ちます。

おすすめの手帳活用術を紹介しますので、自園のスタイルに合わせて取り入れてみてください。

年間行事予定を記入する

はじめに記入したいのが、年間のスケジュールです。
園から年間行事予定表をもらえる場合、縮小して貼りつけてもよいでしょう。

保育園にはたくさんの行事・集まりがあります。

  • 保育行事
  • 全体会議、学年会議
  • 保護者会
  • 保護者との面談
  • 研修・講習会

取りこぼしのないよう、しっかり記入しましょう。

全体の流れが一目でわかると、忙しくなりそうな月をあらかじめ把握できます。

提出期限がある書類・準備物の締め切りを記入する

多くの事務仕事を抱える保育士。特に学期末はたくさんの書類に追われて忙しくなります。
提出期限は忘れずに記入しておきましょう。

文字の色を変えたり、蛍光マーカーで目立たせたりすると効果的です。

また行事前は保育室の壁面装飾を変えたり、製作物の準備をしたり、何かと忙しくなります。
直前になって慌てることのないように、自ら締め切りを設定し、余裕をもって準備していきましょう。

クラスを運営するために必要な情報をまとめておく

行事予定やシフト以外にも、クラス運営に関わる情報を手帳にまとめておくと便利です。

しかし園によっては手帳を紛失したときのリスクを考え、個人情報の記入を禁じていることも。上司や先輩保育士によく確認しましょう。

子どものマーク一覧

小さいクラスの子どもたちは自分の名前を読むことができないため、ロッカーやタオル掛け、靴箱などにシールマークを付けることがあります。

新年度の準備をスムーズに進めるため、マークと子どもの名前を一覧にし、手帳に記入しておきましょう。

チェック表

書類・集金・尿検査・工作の材料など、保護者から物を集める機会は多いです。
誰が持ってきていないのかが一目でわかるように、チェック表を作っておきましょう。

お迎えの際にチェック表を見ることで、漏れなく保護者に声掛けできます。

特別な配慮を必要とする子どもの一覧表

食物アレルギーや持病など、特別な配慮を必要とする子どもたちの情報を一覧にしておきましょう。
特に命に関わるような配慮事項は、自分のクラスの子どもでなくても書き留めて置くと安心です。

バス利用者・お迎えの子一覧表

認定こども園ならば、バスを利用する子とお迎えの子がいるでしょう。
新学期は子どもたちも自分の乗るバスを把握していないため、帰りの時間が特にあわただしくなります。

  • クラスの子がどのバスに乗るのか
  • お迎えの子は誰か
  • だいたい何時ごろお迎えにくるのか

一覧にしておくと慌てずに済むでしょう。

子どもの欠席状況や理由

子どもの欠席状況や理由を書き込めるスペースを作っておきましょう。
連絡ノートに毎月の欠席日数を記入する園や、年度末に皆勤賞をわたす園もあります。

正確な日数の把握のために、毎日忘れずに記録しておきましょう。

子どもの席順

固定の席順がある場合、学期ごとに記録しておきましょう。
たくさんの友達と関わることができるよう、学期ごとに席順を配慮できます。

保育園・かかりつけ病院の連絡先

園外保育や散歩中、トラブルに見舞われたときのために、保育園やかかりつけ病院の連絡先は控えておきましょう。

手帳と併用したいアイテム

スケジュール管理が苦手・普段から忘れ物が多い先生は、手帳とともに以下のアイテムを活用してみてはいかがでしょうか。
タスクが見える化され、忘れ物の軽減に役立つはずです。

付箋

提出期限が近い書類や大切な用事があるときは、付箋を活用しましょう。
手帳の該当ページにしおりのように挟んだり、表紙やデスクに貼っておくことでウッカリを防ぐことができます。

卓上カレンダー

卓上カレンダーをデスクにおいておけば、月の行事を一目で把握できます。
大まかな予定は卓上カレンダーに書いておき、細かいことは手帳で確認するという使い方も。

ToDoリストメモ

今日やることを箇条書きにする「Todo」リストメモの活用もおすすめです。
前日のうちに明日やることをまとめておいて、子どもの受け入れ前やお迎え前に確認する習慣を付けましょう。

手帳を活用して忙しい毎日を乗り切ろう

新学期にのぞむにあたり、よくまとまった手帳があるのとないのでは、クラス運営に大きな差が出ます。

また、気に入った手帳があれば保育のモチベーションも高まるでしょう。
自身の週末の予定も記入し、仕事を頑張る活力とするのもいいですね。

お気に入りの手帳を用意して新学期にのぞみましょう。

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