1年目保育士の目標例文と心得ておきたいこと
「目標って、どういうことを書いたらいいのかな?」と困っていませんか。
保育士1年目は覚えること・わからないことも多く、頭を抱えてしまいますよね。
そこで今回は、1年目の保育士が心得ておきたいことや目標を立てる際のコツ、具体例について解説します。
1年目保育士が心得ておきたいこと
1年目は未経験なことが多く、不安を感じたりくじけそうになることもあるのではないでしょうか。しかし1年目は、失敗やわからないことだらけで当然です。
ここでは、新人保育士が心得ておくべきことを紹介します。
目標設定にもつながるので、参考にしてくださいね。
笑顔で明るく接する
笑顔で明るく接することは保育士に欠かせない要素です。
笑顔でいることで、子どもも近づきやすくなります。
また、部屋の空気も明るくなりますね。
子どもだけの話ではありません。
たとえば自分に置きかえてみましょう。
笑顔の保育士と無愛想な顔をしている人、どちらと一緒に働いたり遊んだりしたいですか?
きっと笑顔の保育士がいいと思う人が多いのではないでしょうか。
それは保護者から見ても、先輩保育士から見ても同じです。
保育士1年目のころは、注意されることもあり辛く感じる日もあるかもしれませんが、笑顔を忘れず、明るく接するよう心がけていきましょう。
わからないことは質問する
わからないことがあれば質問しましょう。
わからないことを「わからないまま」にしておく方がよくありません。
経験を積めば積むほど聞きづらくなっていくので、ずっとわからないままになってしまう可能性もでてきます。
2年後、3年後の自分がより自信をもって仕事ができるように、今のうちに聞いておくことが大切です。
担任の先輩に聞きにくい場合は、聞きやすい先輩に聞いてもいいですね。
同じことを何度も繰り返し質問しないよう、その都度メモをとるなどの工夫をしましょう。
ビジネスマナーを学ぶ
ビジネスマナーも学んでおくとよいですね。
保育士の仕事は人対人です。
挨拶や言葉遣いなど、ちょっとしたことで信頼関係や人間関係は変わってきます。
また、新人保育士は社会人1年生である場合も多いでしょう。
清潔感のなる身だしなみや報告・連絡・相談するといったマナーを学ぶことも大事な社会経験となります。
前向きな姿勢を心がける
前向きな姿勢でいることも重要です。
1年目の間は、環境に慣れておらず疲れが溜まりやすかったり、覚えることも多かったりでふさぎこんでしまう日もあるでしょう。
しかし、下を向いていては子どもとのコミュニケーションが取れないだけでなく、先輩保育士からの印象も下げてしまう可能性があります。
「本当にやる気あるのかな?」と思われてしまっては、関係がギクシャクして余計に辛くなるので、前向きな姿勢でいることを心がけましょう。
受け身にならず「なにかすることはありますか?」「この場合はどうしたらいいですか?」などやる気を感じてもらうことで関係がよくなりますよ。
体調管理に気をつける
1年目の間はとくに、体調管理に気をつけましょう。ストレスや無理のしすぎから体調を崩しやすいです。
また、保育園で流行しやすい感染症にかかってしまうことも多くなります。
たとえば、インフルエンザやノロウイルス(胃腸炎)、手足口病など、さまざまな流行性の病気もかかりやすいのです。
うつると子どもより悪化してしまうことも多く、何日間か休みをもらわなければならなくなる場合も十分あります。
「休めない」「言い出せない」と無理に出勤するのは禁物です。
休むことは仕方のないことなので、休んだときにはしっかり休息をとり、出勤した際に「お休みありがとうございました」と感謝を伝えましょう。
1年目保育士が目標を立てる際のコツ
目標を立てる際にはいくつかのコツがあります。
順番に見ていきましょう。
実現できそうな目標を立てる
あまり高すぎず、頑張れば達成できそうな目標にしましょう。
なぜなら高すぎる目標は、かえってモチベーションを下げる可能性があるからです。
高い目標にしなければ評価してもらえないと感じるかもしれませんが、無理して設定しても達成できなければモチベーションは下がり、挫折や自信を失うことも考えられますね。
今の状態から少し背伸びしたら届く、少し頑張れば手が届くといった「少し上」の目標を設定するといいでしょう。
今の自分を振り返って考える
目標を決める際は、今の自分を振り返ることが大事です。
自分が今できること・できないこととは、どんなことでしょうか?
振り返り、目標を見つけだしましょう。
振り返ってみると、自分の今後の目標が明確になります。
今難しいと感じていることを目標にする人もいれば、レベルをあげていきたいところを目標にする人もいるでしょう。
課題を克服するか、得意を伸ばすかは人それぞれですが、自分に合った方を選択をすると達成しやすいです。
数字を使い具体的に立てる
目標を数値化すると具体的になるのでおすすめです。
例を挙げてみましょう。
- A…手遊びをたくさん覚える
- B…1週間に2つ新しい手遊びを覚える
どちらも手遊びを多数覚えたいといった目標ですが、Bの方が次にとる行動が明確にわかりますね。
「1週間に2つ覚えるために、今日は手遊びの本を探して、明日実践してみよう」といった具合です。
このように「いつまでにする」「どのくらいするか」など数字を用いて決めることでゴールがハッキリし、ゴールのためにどういう行動をしたらよいかがわかるようになります。
【例文】1年目保育士の目標の立て方
心得や目標を立てる際のコツを踏まえて、自分に合った目標を立てていきましょう。
この章では、例文を紹介していきます。
職場に慣れることを目標にした例
保育士1年目の間はまず、保育園の仕事に慣れること、毎日の仕事を覚えることが肝心です。
毎日の業務に慣れることを目標にすると考えやすいでしょう。
【例1】社会人としても1年目なので、まずは報告・連絡・相談や挨拶といった基本的マナーについてきちんと学びたいです。
【例2】業務内容を覚え、1人でも業務をこなせるようになりたいと考えています。
【例3】子どもに信頼される保育士になるために、まずは子どもの顔と名前を覚えることや子どもとの接し方を学び、自分にできることを増やしていきます。
スキルアップを目標にした例
自分のスキルアップを目標にするのもいいですね。
どのようなスキルを習得したいのか具体的な設定をすると、日々のモチベーションにもつながりやすいでしょう。
【例1】保育現場の中で、子どもへの関わり方や遊び方、保育のやり方を積極的に学びたいです。
【例2】疑問やわからないことは質問し、自己のスキルアップにつなげていきたいと思っています。
【例3】指導案の書き方や立て方を学ぶほか、研修などにも積極的に参加していきたいです。
【例4】子どもと楽しめる遊びを提案できる保育士になりたいです。そのために毎週1つ新しい手遊びを覚えたいと思います。
チームワークを目標にした例
保育の仕事は個人ではなく、チームプレーが大切です。
そのため、周りの先生との良好な人間関係作りを目標にするのもいいでしょう。
【例1】私は、クラス担任や他の保育士とコミュニケーションをとり、子どもたちが過ごしやすい環境作りに努めます。
【例2】頼まれたことだけでなく、自分からも積極的に仕事を見つけて行動できるようにしたいです。
【例3】笑顔を絶やさず接し、良好な人間関係を築いていきたいと思っています。
【例4】報連相をきちんと行うことで円滑な人間関係を築きたいです。
まとめ
目標を立てることは、自分の振り返りやスキルアップにつながるいい機会です。
春は大変かもしれませんが、何か月か書いているうちに書き慣れてきます。
また、目標が明確になることでモチベーションも上がりますよ。
理想の保育士像に一歩近づくためにも、目標を設定しスキル向上を目指していきましょう。
おむつの管理が楽になる手ぶら登園
おむつのサブスク手ぶら登園( https://tebura-touen.com/facility )とは、保護者も保育士も嬉しいおむつの定額サービスです。手ぶら登園は、2020年日本サブスクリプションビジネス大賞を受賞し、今では導入施設数が1,000施設(2021年6月時点)を突破しています。
保育園に直接おむつが届くため、保護者はおむつを持ってくる必要がなくなり、保育士は園児ごとにおむつ管理をする必要がなくなります。