手ぶら登園保育コラム

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保育で行うスタンプ遊びのねらいとは?スタンプの種類と作り方も紹介

「保育園でスタンプ遊びをするねらいは何だろう?」「スタンプにはどんな種類があるの?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

一口にスタンプと言っても、使用するものは指や手、野菜などさまざまです。そもそもスタンプのねらいがわからないという人は、何を題材にすれば良いか迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで今回は、保育にスタンプ遊びを取り入れるねらいと作れるスタンプの種類をご紹介します。身近なものを使って、スタンプ遊びを楽しみましょう。

保育でスタンプ遊びを行うねらいとは

保育でスタンプ遊びをするねらいには、以下のようなものがあります。

  • 指先を使って細かい作業ができるようになる
  • さまざまなものの形に興味を持てるようになる

スタンプはものを掴んで押すだけなので、低年齢の子どもたちでも遊びながら成長できます。では、一体どのようなスタンプの種類があるのでしょうか。

保育で子どもが喜ぶスタンプの作り方9選

ここからは、子どもが喜ぶスタンプの種類と作り方をご紹介します。お家にある廃材やちょっとしたものを使って、可愛いスタンプを作りましょう。保育中に簡単に作れるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

手足スタンプ

子ども自身の手足を使ってスタンプする方法です。手のひら全体だけでなく、指だけ、側面だけを使って押すと、模様の変化が楽しめます。

絵の具の感触をダイレクトに味わえるので、ひんやりとした冷たさもあって子どもたちも喜んでくれるはずです。

手足スタンプは、子どもの成長も表せます。色紙にスタンプして周りを装飾し、お家に飾れるようにしても良いですね。

野菜スタンプ

いつも食卓に並んでいる野菜を使ってスタンプする方法です。「いつも食べている食材はこんな形をしていたんだ!」と、野菜自体に興味を持てるようになります。

同じ野菜でも、切り方によって形が変わるのが野菜スタンプの魅力です。ただし、野菜は時間が経つと色や形が変わってくるため、野菜の種類によっては、次の日も使用するといった応用が難しい場合があります。

【野菜スタンプの作り方】

  • 野菜は子どもが持ちやすい大きさに切る
  • 切り方は輪切り、乱切り、細切りなど工夫する
  • 野菜の棘には十分注意する

ペットボトルの蓋スタンプ

家庭のゴミとして出てくるペットボトルの蓋と食品トレーを使ったスタンプです。集めやすい材料かつ握りやすいサイズなので、小さい子どもでも気軽に遊べます。

【ペットボトルの蓋スタンプの作り方】

  • 食品トレーの底を切り取る
  • 切り取った食品トレーにペットボトルの蓋を置いて、型をとる
  • できた円の中に星やハートなどの絵を描く
  • 描いた絵をハサミで切り抜く
  • 切り抜いた絵をボンドでペットボトルの蓋につける
  • 水性ペンでスタンプに色をつけて押す

ひもスタンプ

いらなくなった段ボールとひもだけで作れるスタンプです。ひもの貼り方でスタンプの模様は大きく変わるため、一人ひとりオリジナルのスタンプを作れます。

作るときに接着剤を使用するので、目に入ったり指同士がくっついたりしないよう、注意してサポートしてください。

【ひもスタンプの作り方】

  • 段ボールを子どもの手のひらサイズに切る
  • ひもに接着剤をつけて、段ボールに貼る
  • 模様はうずまき、ハート、丸、星など自由自在に作れる
  • ひもの部分に絵の具を塗って押す

段ボールスタンプ

段ボールのギザギザ部分を使ったスタンプです。段ボールは切ったり折ったりできるので、模様のレパートリーが多くなっています。段ボールは画用紙よりも丈夫なので、スタンプだけでなく、土台や持ち手の部分にも最適です。

【段ボールスタンプの作り方】

  • 適度な大きさに切った段ボールを巻物のようにぐるぐる巻いて、ほどけないようテープでとめる
  • 手を切らないよう、危なそうなところはテープで補修する
  • 巻物状の段ボールを縦に持ち、ギザギザ部分に絵の具をつけて押す

トイレットペーパーの芯スタンプ

どの家庭にもあるトイレットペーパーの芯を使ったスタンプです。切り込みの入れ方を短くしたり長くしたり、斜めにしたりと工夫をすれば、数種類のスタンプがすぐにできあがります。

トイレットペーパーの芯は他の製作にも役立つため、普段から保管しておき、製作で必要なときに使用できるようにしましょう。数に余裕があれば、もし製作が失敗したとしても、すぐに作り直せるため安心です。

【トイレットペーパーの芯スタンプの作り方】

  • トイレットペーパーの芯の端に自由に切り込みを入れる
  • 切り込みを外側に広げる
  • 広げた部分に絵の具をつけて押す

緩衝材スタンプ

触り心地が気持ち良い緩衝材(プチプチ)でできたスタンプです。緩衝材は潰すことが目的になりがちですが、膨らんだ部分を使ってそのままスタンプにもできます。同じ間隔で膨らんでいるため、広範囲に模様をつけることが可能です。

途中、膨らんだ部分を潰してしまう子どもも出てきますが、膨らんだ部分を適度に潰すことでまた違った表現のスタンプができあがるので、自由に取り組んでもらいましょう。

【緩衝材スタンプの作り方】

  • 持ちやすいサイズの段ボールを用意する
  • 緩衝材のボコボコした部分が表になるように段ボールに巻いてテープでとめる
  • ボコボコした部分に絵の具を塗って押す

おはじきスタンプ

並べたおはじきの上に絵の具を塗って、紙を押し付けるタイプのスタンプです。おはじきのある場所にだけ絵の具を塗らなくてはならないので、年齢が高い子ども向けのスタンプと言えます。

【おはじきスタンプの作り方】

  • 段ボールに魚やお花の絵を描いて、枠内におはじきをボンドで貼る
  • おはじきの部分にだけ絵の具を塗る
  • 上から画用紙を押し付けて離すと模様が出る

食品トレースタンプ

家庭のゴミとして出てくる食品トレーを使ったスタンプです。持ち手にはペットボトルの蓋を使うと握りやすくなります。

穴を開けるような感覚で食品トレーに絵を描くので、子どもたちは鉛筆が沈み込む感触を楽しめるでしょう。

【食品トレースタンプの作り方】

  • 食品トレーの底を切り取る
  • 平らになったトレーをさらに小さく切り取る
  • 切り取ったトレーに絵を描く
  • 絵の上を何度もなぞって深い溝を作る(押し込んで描いたところは色がつかない)
  • ペットボトルキャップに両面テープを貼って、トレーの裏にくっつける
  • 絵の具を塗って押す

スタンプ遊びの楽しさ

スタンプ遊びには、以下のような楽しさがあります。

  • 何度もスタンプして楽しめる
  • スタンプの素材や模様を楽しめる
  • スタンプした後の遊びも楽しめる

ただスタンプを押して終わりではなく、スタンプした用紙にさらに絵を描き加えることで、子どもたちは想像力を膨らませることができるでしょう。

まとめ

スタンプは、小さな子どもから年齢が上の子どもまで幅広く楽しめる遊びです。材料費も比較的安いので、経費削減をしながら保育に取り入れられます。

スタンプを作る、考えながら押す、みんなの作品を鑑賞するなど、スタンプ遊びは実はとても奥が深いです。ぜひ完成した作品を並べて、みんなで感想を話し合う時間も取ってみてください。

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