手ぶら登園保育コラム

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保育士の勤務時間や勤務形態は?ライフスタイルに合わせて働き方を選ぼう!

保育士の仕事は、フルタイムだけでなく、短時間勤務や朝夕勤務などいろいろな働き方が選べます。自分のライフスタイルに合う勤務時間を選ぶことで、仕事とプライベートを両立しながら、長く働くことができます。

この記事では、保育士の勤務時間や勤務形態について、詳しく解説します。保育士として就職する保育園を選ぶ際は、どのような勤務形態になっているのかを確認し、自分に合う働き方ができるかどうかを検討してみましょう。

保育士の勤務時間の平均は?

2019年度の厚生労働省による統計データ「賃金構造基本統計調査」によると、全国の保育士の1カ月の所定内労働時間の平均は163時間となります。

月に20日出勤とすると、保育士の一日の労働時間はおよそ8.2時間となります。

保育士の3つの勤務形態

保育士の働き方には、大きく以下の3つの形態があります。

  • フルタイムのシフト制
  • 短時間勤務
  • 朝夕出勤

フルタイムのシフト制の場合、3交代制をとるのが一般的です。

また、育休明けのママさんなどが保育士として復職を希望する場合の働き方として、短時間勤務も増えています。

フルタイムのシフト制

フルタイムのシフト制を採用している保育園では、早番、中番、遅番の3交代制のシフトとなっているところが多いですが、預かる時間が短い保育園では、早番・遅番の2交代制のところもあります。

保育園で子どもを預かる時間は、以前より長くなってきているため、シフト制にすることで、長時間保育ができるように、保育士の勤務時間を調整しています。

3交代制の例としては、早番の場合は7時〜16時勤務、中番の場合は9時~18時勤務、遅番の場合は11時~20時勤務というように設定されます。

勤務時間は保育園によって異なるので、自分の希望する保育園がどのような設定になっているのか、事前に確認しておきましょう。

短時間勤務

パートで短時間勤務をする保育士には、早朝や預かり保育、土曜保育などの時間帯だけ、1日3〜4時間ほど働いている人が多いようです。

自分の都合に合わせて勤務時間を選べるため、家庭の都合で長時間働けない方や、子育て中の方でも無理なく働くことができます。

平成21年6月に育児・介護休業法で義務化された「短時間勤務制度」を利用する場合は、以下の条件をすべて満たす必要があります。

  • 3歳に満たない子を養育する労働者
  • 1日の所定労働時間が6時間以下でない
  • 日々雇用される者でない
  • 短時間勤務制度が適用される期間に現に育児休業をしていない
  • 労使協定により適用除外とされた労働者でない

参照:短時間勤務制度(所定労働時間の短縮等の措置)について

短時間勤務制度を活用したい場合は、保育園に制度が適用されているかどうかを確認する必要があります。

朝夕出勤

朝夕出勤は、朝出勤して一度帰り、夕方に再度出勤するという働き方です。

子どもの世話よりも事務の仕事が多くなります。

夜間から早朝にかけての勤務

朝夕出勤とは別に、夜間から早朝にかけての勤務の場合、主に夜間に働くことになります。この時間帯は、昼間よりも人手が不足しているので、日中よりも時給が高い場合が多いです。

24時間預かり対応をしている保育園や夜間保育を行っている保育園、夜勤のお医者さんや看護師さんのための病院内保育園などで実施されています。

保育士の休憩時間の実態は?

労働基準法によると「使用者は、労働時間が6時間を超える場合においては少なくとも45分、8時間を超える場合においては少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない」とされています。

しかし、8時間以上働いている保育士のうち、1時間しっかりと休憩できている保育士は少ないのが現状です。

保育士は、常に子どもたちに意識を向けているため、気が休まる時間はなかなかありません。お昼寝の時間も、連絡帳や園だよりなどの事務作業があるため、規定通りに休憩をとることも難しいです。

保育士の休日事情

保育園は、基本的に日曜日、祝日、年末年始はお休みです。とはいえ、土曜日も出勤する保護者のために、土曜保育を設けている保育園も増えてきています。

また、土曜出勤した保育士は、振替休日として月曜日から金曜日までのいずれかがお休みになる保育園もあるようです。

保育士の勤務スケジュール例

多くの園で採用されている3交代制を例に、保育士の主な仕事内容と、一日の業務の流れを紹介します。

早番

早番の保育士は、子どもたちが登園する前の準備や、登園してくる子どもたちの迎え入れを行います。登園前の準備がある以上、出勤は早くなりますが、その分退勤も他のシフトと比べると早いです。

早番のスケジュールの例は、以下のようになります。

  • 7:00:出勤
  • 8:00:園児登園
  • 10:00:朝の会~散歩
  • 11:00:昼食
  • 12:00:お昼寝
  • 15:00:おやつ
  • 16:00:自由遊び、退勤

中番

中番の主な仕事は、朝の会や帰りの会、日中の保育を行うことで、 子どもたちと同じような時間軸で生活することができます。

中番のスケジュールの例は、以下のようになります。

  • 9:00:出勤
  • 10:00:朝の会~散歩
  • 11:00:昼食
  • 12:00:お昼寝
  • 15:00:おやつ
  • 17:00:自由遊び、帰りの会
  • 18:00:退勤

遅番

遅番の保育士は、中番の保育士が帰ったあとも、子どもたちのお迎えが来るまで預かります。日中よりも預かる子どもの数は少なくなりますが、その分保育士の人数も減ります。

遅番のスケジュールの例は、以下のようになります。

  • 11:00:出勤、昼食
  • 12:00:お昼寝
  • 15:00:おやつ
  • 17:00:自由遊び、帰りの会
  • 18:00:延長保育
  • 20:00:退勤

保育士の残業事情

2019年度の厚生労働省による統計データ「賃金構造基本統計調査」によると保育士の月あたりの超過労働時間は4時間となっています。

一見少なく見えますが、残業代のつかないサービス残業時間が存在するのが実態です。サービス残業の時間も含めると、規定の勤務時間より2時間ほど長く働くケースもありえます。

サービス残業の時間が多いことは、保育士の仕事が過酷と言われる理由の1つです。園内の掃除や休憩時間中の事務作業の他にも、お誕生日カード作りや壁紙作りなど、家に持ち帰ってする仕事も多くあります。

保育士は、子どもたちのためと頑張りすぎてしまう傾向があり、多くの仕事を抱えて疲労が溜まっている人も多いようです。

またなかなか人手が足りないがゆえに、一人ひとりが抱える業務の負担が大きくなり、残業時間が伸びてしまっているようです。

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まとめ

今回は保育士の勤務時間や勤務形態、残業時間などについて紹介しました。

保育士の仕事を始めても、過酷な労働環境を理由に辞めてしまう方が多くいるのも事実です。中には、保育士に休憩時間はなくて当たり前と考えている保育園もあることも。

一方で、多様化する保育のニーズに対応するために、保育士の勤務形態も変化しています。

保育士の労働環境は、厳しいところが多いといわれますが、自分のライフスタイルに合う保育園が見つかれば、自分に合った働き方をすることができるでしょう。

保育士の仕事を長く続けるためには、無理せず働ける環境の保育園を探してみるのがおすすめです。

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