感染症対策として、エプロンや手口拭きを使い捨てにして、ウィルスを家庭に持ち込まない、持ち帰らないということが大切だと考えています

園名:カルミア保育園

地域:埼玉県

施設形態:企業主導型保育


「カルミア保育園」は北戸田駅から徒歩1分の場所に立地しています。2021年から手ぶら登園サービスをご導入いただき、エプロン・手口ふきサービスは2023年4月のサービス開始と同時にご利用をスタートいただいています。

どのような想いから手ぶら登園の導入を決定されましたか?

手荷物を減らしてお子さんとしっかり手をつないで登園や降園し、その時間も大切にしてほしいなという思いから導入を決定しました。
当園は、「保護者様が子育てをしやすい環境を作っていく」ということが大きなテーマとなっています。
登降園の時間も本来であれば、お子さんとの大切な時間のはずですが、おむつだけでなく、手荷物を持つことで、その余裕がなくなってしまっているなと保育業界にいるなかですごく感じていました。他の園の話になりますが、手荷物が多くてお子さんと手をつなげなかったために事故が起こってしまった事例もあったんです。当園としては、しっかり手をつないで登園や降園してほしいということを強調しています。今しかそういう時間はないですしね。

保護者様には、園の方針として手ぶら登園を利用をするとご案内されていますか?

そうですね。おむつサービスは開園当時から利用しているので、そこに魅力を感じたとおっしゃって、入園いただく方がすごく多いですね。
エプロン手口ふきについては、離乳食が始まったら利用開始するとご案内しています。
導入前に保護者説明会でしっかり説明をした上で開始しているので、保護者様からは否定的な声はありません。「いいですね!」という声が多いです。

エプロン・手口ふきサービスの開始と同時に導入いただきましたが、導入を決定されるまでに、どのように進められたのでしょうか?

エプロン・手口ふきサービスが開始されると知って、問題はお金の点かなと思いました。おむつは園で負担していますが、エプロン・手口ふきは保護者様の負担となります。保護者様にご理解いただけるように、保護者様負担とはなるけれどこのようなメリットがあるというお手紙を配りました。また、一人ひとりに園長からメリットを説明して、同意をとりました。新型コロナウィルスや感染症の対策という意味でも、エプロンや手口拭きを使い捨てにして、ウィルスを家庭に持ち込まない、持ち帰らないということが、園にとっても、家庭にとっても大事だということを説明しました。
保護者様にはその場で、「わからないこと、不安なところ、あればおっしゃってくださいね」とお伝えしましたが、説明で皆さん、ご納得いただけたようです。

エプロン・手口ふきサービスを導入前は、食事の前の準備や片付けはどのように進められていたのですか?

朝のおやつ、昼食、おやつ、延長保育のお子さんは夕方のおやつの4回分のエプロンと手口ふき用のハンカチを保護者様に持参いただいておりました。
手口ふき用のハンカチは毎回濡らしてからお子さん一人ずつの席に置いて、使用後は汚れを取っていました。
特に夏場は臭いが気になるので、使用後に一度消毒してから保護者様にお戻ししたりしていたので、かなり大変でしたね。

エプロン・手口ふきサービスを導入後、保護者様からどんな声がありましたか?

保護者様にアンケートを取りましたが、どの保護者様も助かっていますという意見がほとんどですね。ネガティブな意見はありませんでした。
衛生面を気にされている保護者様が多く、使用してから何時間も経ったエプロンや手口ふきを洗濯する必要がなくなったのでよかったという声が多いです。
エプロンを持参されていた頃と比べて今が断然楽ですと言っていただき、私たちも嬉しいです。

先生から、エプロンについてのご意見やご要望の声はあがっていますか?

導入し始めの頃、お子さんが自分でエプロンをつけようとするときに、切り込み部分から破れてしまうことがありましたが、今はお子さんたちが慣れてきたので減ってきてるようです。
あとは髪の毛がくっついてしまうことがあります。首の後ろでエプロンをとめることでそうなるので、剥離紙の位置が前(肩のあたり)に変わってくれるといいなと思います。
吸収力はすごくいいですね。エプロンは結構びちゃびちゃになりますが、思ったより服についたりはしないですね。服が汚れそうな時は、先生がエプロンを替えるようにしています。
あとは、もう少し、ポケットが深ければいいなと思います。

最後に、導入を検討されている方にメッセージをお願いします

子どもにとって安心と安全であるということがまず重要かなと思っています。
手口ふき用のハンカチの消毒等は、1日のうち、時間にすればほんの少しの時間ですが、その小さな負担が積み重なると、どうしても子どもとの向き合い方に影響があります。そうならないように、園長としては、先生たちが保育をしやすい、子どもたちに向き合いやすい環境を作るように心がけています。エプロン・手口ふきサービスを導入することで、先生たちの負担が減り、子どもとしっかり向き合えることが、メリットだと思っています。
また、感染症予防という点も、保護者に理解していただくというのが大事だと思います。
お話をすれば、保護者の方も、必要性をよく理解してくださいますので、その点をしっかり説明していくことができれば、導入が可能なのではないかなと思います。

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