入園のしおりを工夫したことで、車通園が多いなかでも、多くの保護者様に利用いただけるようになりました。

園名:すぎのこ幼稚園

地域:青森県

施設形態:幼保連携型認定こども園


幼保連携型認定こども園すぎのこ幼稚園様は、青森市内でいち早く手ぶら登園を導入いただいた園様です。
エプロン・手口ふきサービスについても、弊社でのサービス開始と同時に、ご利用いただいています。
荷物の多さをあまり負担に感じにくい車送迎が多い中でも多くの方にご利用いただいている秘訣もお伺いしたいと思います!

エプロン・手口ふきサービスを導入される前は、どのように運用されていたのですか?

すべて保護者にご用意いただいていました。巾着袋の中に、食具(スプーン・フォーク)とおしぼりケースと、おしぼり、エプロンを入れて持ってきていただいていました。おやつのある0・1・2歳児は、おやつ用と給食用で、1日2セットご用意いただき、1日に3回使っていました。


エプロンは、保護者様に手作りでご用意いただいていました。ハンドタオルの上が輪になっているところに、平ゴムをつけていただいて、かぶるタイプです。タオル地のエプロンなので、どうしても汁物をこぼすと、服の方まで染みてしまうことがあります。 また、ご飯粒がつくと、なかなか落ちません。こちらでもできるだけ取ってお返ししていたのですが、やはり細かいものは残ってしまうということがありました。


おしぼりについては、濡れていない状態で持ってきてもらっているので、おやつや給食の前に、先生が1枚ずつ濡らして、しぼって、用意する必要がありました。 年齢が高い子の場合は、自分で濡らして、絞って用意してくれますが、年齢が低い子の場合は、先生がその作業を全て行わないといけないので、大変でした。

エプロン・手口ふきサービスを導入いただいたきっかけを教えてください。

最初のきっかけは、ベビージョブからのエプロン・手口ふきサービスの案内です。新型コロナウィルスが流行していたこともあり、衛生的な観点から検討することになりました。特に、手口ふきは、タオル地のおしぼりのみと指定していたのですが、衛生的な観点から言うと、使い捨てのウェットティッシュの方がよいのではないかという話になりました。


また、保護者様の用意の手間、先生の準備と片付けにかかる時間、といった双方の日々の負担を解消したいと考えていました。手ぶら登園のおむつの利用者がいたので、需要はあるのではないかということで、導入を決定しました。

実際、保護者様に案内された際の反応はいかがでしたか?

喜んでいただいています。地域的に、おむつのサブスクもまだそこまで一般的ではなく、徐々に浸透してきたという感じなので、利用できる旨をご案内すると、「え?」と驚かれます。オプションでエプロンと手口ふきもありますよ、とご案内するとさらに驚かれます。

実際に、利用されるか否かは、料金もかかりますので、保護者様が、準備の手間と料金とを比較して、選択されていますが、これからの保護者様は、手間がない方を選ばれるのかなという気がします。何も準備しなくていいので、やはり楽なんだと思います。使っていただいている保護者様からの反応はよいです。

実際、今、使っている方で、上の子のときは、エプロン・手口拭きサービスがなく、タオル地のおしぼりを使っていた方も、下の子のときには、エプロン・手口ふきサービスを使っています。どうしても、こぼれたものが少しついて持ち帰ることになるので、それを水洗いして、洗濯してとなると保護者様のご負担は大きいですよね。

エプロン・手口ふきサービスについて、先生方の反応はいかがでしたか?

他の園にお子さんを通わせている育児中の先生がいて、エプロン・手口ふきサービスの話を伝えたら、「これはいい!」と言っていました。やはり、濡れたままのおしぼりを持って帰ってくると匂いもしますし、洗濯の手間もありますしね。

導入後は、おしぼりを濡らす手間や、その後のお片付けの手間が減り、喜んでいます。

特におしぼりは、ずっと使っていると、洗濯をしていても黄ばんで劣化してしまいます。「そろそろお取り換えしませんか?」と声がけをするのですが、そのままにされる方も中にはいます。その点、衛生的な不安がなく、声がけも不要なので気が楽です。

エプロンの質はいかがでしょうか?

防水がしっかりしていて、安心です。見た目上、「あ、下まで濡れちゃったかな」と思っても、服は濡れていません。

ただ、0歳児は、春に一斉入園ではなく、途中で入園してくるので、まだ、慣れていない子もいて、触っているうちに、やぶれてしまうことがあります。今から食べるよ、という瞬間につけたりしながら、慣らしています。食べるのに夢中になると気にならなくなるみたいです。

両面テープもしっかりしています。後ろの髪の長さがくくるほどではないくらいの長さの子の髪にくっついてしまうということがありますが、前でつけてから、後ろに回すなどの工夫をしています。

保護者様へのご案内方法について、工夫されている点があれば、教えてください。

当園は、車通園やバス通園で、荷物の多さをあまり負担に感じられていない保護者様が多いかもしれません。それでもエプロン・手口ふきサービス等のご利用が多いのは、入園のしおりに、手ぶら登園を利用する場合と、しない場合の荷物の写真を掲載しているからかもしれません。

手ぶら登園を利用するとこれだけでいいけれど、利用しないとこれだけ用意しないといけないというのが目に見えてわかるので、直観的によさを実感いただけるのだと思います。エプロン・手口ふきサービスを使えば、これだけを持って行けばよくて、洗わなくてよくなるんだというのが利用前に想像できる状態にしています。

以前は、入園説明会を実施していたのですが、コロナの影響であまり人を集めることがなくなったので、準備物のお手紙で写真を多くして、説明しています。購入費用や名前をつける手間はあるので、毎月お金を支払っても、用意してもらう方が楽だという気になるのかもしれません。

色々な工夫をしながら、うまくエプロン・手口サービスをご活用いただいており、うれしく思います。最後に、メッセージをお願いいたします!

実は、エプロン・手口ふきサービスの導入を検討したのをきっかけに、より保護者様に寄り添った形での運用に変えることができたんです!

当園ではエプロンについては、5歳児を含む全園児に持ってきてもらっていたのですが、導入をきっかけに「3・4・5歳児についても、本当にエプロンが必要なのか?」という話が挙がりました。調査した結果、お家でも使っていないことが多いのがわかり、園でも使う必要はないのではないかという結論に至りました。結果、3歳児クラス以上の園児はエプロンの持参が不要となりました。

また、手ぶら登園を利用しない園児についても、必ずしもタオル地のおしぼりでなく、ウェットティシュでもよいという形に園全体の運用が変わりました。

手ぶら登園についてはスムーズに利用させていただいています。こちらで工夫できることは工夫しながらやっていきたいと思っています。困ったことがあった際には、また、相談させてください!

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