「保育士が少しでも楽になるように」という想いに共感

園名:大富保育園

地域:福岡県

施設形態:企業主導型保育

定員数:12名

支払方法:保育園が負担


「大富保育園」は、福岡県古賀市の豊かな自然の中にある企業主導型保育園です。施設を運営する株式会社大富(運輸業)の従業員の子どもはもちろん、地域の子どもたちも預かっています。

同園では、保護者が毎日おむつを持ってくるのを見て、少しでも負担を解消できればという想いで『手ぶら登園』を開始。企業側で料金を持ち、保護者に無償でサービスを提供しています。

ただし、導入を決意した理由はそれだけではありません。そこにはもう一つ、『手ぶら登園』のあるコンセプトへの強い共感がありました。

企業負担でサービスの提供、驚く保護者

-『手ぶら登園』を導入する以前に、おむつで苦労されたことはありましたか?

保護者に1枚1枚、おむつに名前を書いてきてもらうことがとても申し訳なく感じていました。中にはおむつを持ってくるのを忘れてしまう方もいて、その度にこちらで貸し出しをしていたのですが、返却のやり取りも含めお互い大変だなと…。

そんな時、企業側の担当者が『手ぶら登園』のWebサイトを見つけて提案してくれたんです。園としても「これはよさそうだ」と思い、導入を決めました。

-ありがとうございます。大富保育園さんではサービスにかかる費用を全額、法人側で負担されているそうですね。

はい。まだ色々と試行錯誤している段階ですが、利用料をこちらで支払うことで、保護者には無料でおむつの使い放題を提供しています。

-保護者さんの反応はいかがですか?

「ありがたいです」「いいんですか?」といった声をいただいています。持参する必要がない上に、何枚使ってもお金がかからないので、便利でお得だと感じているようです。

見学や入園説明会に来られる方にも『手ぶら登園』のお話をするのですが、やはり「いいんですか?」って驚かれますね。

子どもたちが自らおむつを取りに行ける環境に

-届いたおむつはどのように管理していますか?

トイレの近くと、置ききれない分は園内のテント倉庫に収納しています。日々使う分はサイズ別にカゴを分け、カメさんなどのマークをつけて、どの子がどれを使うか一目で分かるようにしています。

-保育室に取りに行かなくていいとなると、トイレに行った際もおむつの着脱がスムーズですね。

そうですね。マークのおかげで、子どもたちも自分のサイズがきちんとわかります。トイレにはおむつマットやお着替えマットも置いており、おむつを履くことに集中できますね。とても便利だと感じています。

『手ぶら登園』のコンセプトが導入の決め手

-サービスを導入し、約8ヶ月(2020年7月現在)となりましたが、導入する前と比べて大きな変化はありましたか?

今まで抱えていたいくつもの苦労が解消できたなと思います。保護者はおむつに名前を書く必要も、持参する必要もなくなりましたので。

あと、保育士の負担が軽くなりましたね。おむつのストックを気にしないで使えるので、現状のサービスに満足しています。

-ありがとうございます。保育士のみなさんにとって過ごしやすい環境を提供することは、まさに『手ぶら登園』で意識していることの一つです。

実を言いますと、今回導入しようと思った決め手が、そこのコンセプトにあったんです。「保護者の負担をなくすとともに、保育士の仕事が少しでも楽になるように」と…。これに強く共感し、導入を決めました。

-想いに共感していただき、とても嬉しく思います。今日は貴重なお話をいただき、本当にありがとうございました。

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