保護者支援をしたい!という思いから『手ぶら登園』導入を決意

園名:すまいる保育園

地域:山梨県

施設形態:小規模保育園

定員数:12名

支払方法:保育園が負担


すまいる保育園は平成27年4月に甲府市より認可を受けた、
甲府市中心の街中にある小規模保育園です。少人数制を活かした丁寧な保育を実践されています。
導入から1年以上経った今のご状況をお伺いしていきます♪

導入までの経緯

-手ぶら登園を知ったきっかけを教えてください。

系列園が保護者の負担軽減の観点で色々サービスを取り入れようと考えていた時に、それなら自園も同時に!ということでサービスを知り、導入する流れになりました。
『手ぶら登園』を利用したい保護者だけ利用出来る点も良いなと思いましたね。

試行錯誤の日々

-おむつ管理の観点で課題はございましたか?

家庭ごとにおむつを持ってきていただくので、置き場所の問題や保育中におむつを切らしてしまったりということが日常的に起こっていました。どうにかならないかと試行錯誤の日々でした。

-ちなみに保護者にはどういった形でおむつを持ってきていただいていたのですか?

実は1日〇枚と指定したり、パックのまま持ってきていただいたり色々試していたんです。
枚数指定にすると枚数が足りなくなったり、園児ごとの管理が大変で、
パックのままだと置き場所の問題が出てきてしまって…最終的に何が一番良いのかわからない、といった状況でした。

-おむつ替えの頻度で指摘を受ける事はありましたか?

直接的に言われることはほとんどなかったです。
ただ、おむつの1枚1枚が金銭的に負担になるご家庭もございましたので、現場の先生からするともう変えても良いタイミングかなと思っておむつ替えを行なっても、保護者からすると早いなと感じることがあったかなとは思います。

-おむつ切れのときは園での貸出を行なっていたのでしょうか?

小規模保育園なので頻度は少ないですが、年に数回は貸出を行なっていましたね。
貸出したおむつは後日、園に持ってきていただいて交換という流れでした。

保護者支援を実感!

-『手ぶら登園』の導入で、オムツ管理の課題は改善されましたか?

導入して1年以上経ち、『手ぶら登園』の利用者数が安定してきたので、おむつ切れを心配する園児も減り、先生たちのおむつ管理もしやすくなって負担は軽減されたかなとは思います。

-ちなみに悪くなった点はございますか?

小規模保育園なので、おむつの在庫置き場の確保が難しいです。1回につき最低5箱の注文が必要という条件がありますが、3箱くらいになると良いな―と思うときはありますね。今は置き場所や発注内容を工夫しながら対応しているので、今後の改善を期待しています。

-『手ぶら登園』を利用している園児と利用していない園児が混在していますが、運用に問題はありませんか?特にパートさんなど、常時園にいない先生に混乱はありませんか?

場所を分けて管理しているので、問題はありません。利用している園児は専用のタンス(オムツを入れる棚)に、利用のない園児のおむつは園児ごとに分けてまとめて置いています。目で見て分かるように、サイズ毎に分けたおむつのカゴに名前を書いているので、パートさんも混乱なく運用できていますよ。

-『手ぶら登園』の案内はどのように行なっていますか?また、保護者の反応はいかがでしょうか?

園見学に来られた時に説明していて、周りに導入している園が少ないからか「そういうサービスがあると嬉しいですね!便利でいいですね!」という反応は頂いていますね。入園前に保育園に持って行く荷物が多いかどうか気にされている保護者も多くいるので、ニーズはしっかりあるのかなと思います。

-利用している保護者様の声は耳に入ってきていますか?

園で使用するおむつの枚数を気にしなくてよくなった!という声や、おしりふきを持ってこなくてよくなったので家でのストックが無くても安心!という嬉しい声をお聞きします。
特におしりふきは毎日持ってきていただく物ではなく、無くなりそうになったら園から声をかけていたので、急遽必要になることが多くて保護者もすぐには用意できないこともありました。おしりふきの負担がなくなったことは、意外と好評ですね。

-保護者支援の一環として導入されたことが、結果的に先生の負担の軽減にもつながったということですね。『手ぶら登園』が理想とする「保護者と保育施設の双方がwinwinとなる関係づくり」に貢献でき大変嬉しく思います。
本日はインタビューのお時間をいただきありがとうございました。

導入事例集はこちら