保護者の負担をなくしたら、職員の負担も軽減されました

園名:学校法人補陀学園 若竹幼稚園

地域:静岡県

施設形態:認定こども園

定員数:210名

支払方法:保護者が負担


「若竹幼稚園」は、山沿いに位置する、とても自然豊かな認定こども園です。こどもたちの意欲を大切にし、「できた!楽しかった!」の経験の積み重ねで、自主性をはぐくむ保育を行っています。
2020年4月から、同系列の認定こども園、企業主導型保育園と3園同時に「手ぶら登園」を導入していただきました。

保護者の負担を軽減したい。その思いから手ぶら登園を導入

-導入前、おむつの持ち込みはどのようにされていましたか?

保護者に、おむつを1パックまるごと、園に持って来てもらっていました。しかも、パックのおむつを一回出して、全部に名前を書いて、もう一度戻して。1日分ずつでも良いのですが、そうすると保護者がこまめに補充しなくてはならなくて大変なので…。量が多いこともあり、補充の連絡がギリギリだと準備が間に合わないので、職員が気を付けて、早めに保護者に声をかけていました。

持ってきたおむつは個人の棚に収納してもらい、そこから、職員がトイレの棚に毎日5~6枚移して、おむつ交換をしていました。朝と夕方の2回、おむつの量を確認して補充していたので、一日に割くおむつ業務の時間や手間は大きかったと思います。

-『手ぶら登園』導入のきっかけは?

(理事長様でもある園長先生が)何かの研修などに参加した際に、チラシを見たり、サービスについての話を聞いたことがありました。
最初は「月額料金が高いから、保護者はどう思うかな」と躊躇しましたが、その後、マミーポコを利用するお得なプランが出来たと聞いたので、12月頃に営業の方に説明に来てもらい、お話を聞いて、新年度からの導入を決定しました。

-事前に、他の職員様にも相談されたのでしょうか?

「こんなサービスがあるけど、どうかな」と、乳児担当の先生や教頭先生にも相談しました。「ちょっと高いかもしれないね」という意見は比較的多かったと思います。
持ち込みであれば、特売の時などに買ったおむつが使えますが、毎月定額ってのは親御さんがどう思うかな、っていうのは心配ではありました。

-その中で導入に踏み切った決め手は何ですか?

やっぱり、お母さんたちが毎日大変だろうという気持ちが大きかったです。お母さんたちはもちろん、先生も、おむつのことがとても負担になっているだろうから、多少反対する人がいたとしてもやった方がいいと思いました。

気兼ねなくおむつを替えて、スッキリ!

-導入されてみて、いかがでしたか?

職員としては、個人別におむつの仕分けをしなくて済みますし、箱に必要なサイズのおむつが入れてあれば、そこからどんどん取り出して使えるので、とても楽です。

あと、ちょっとしか汚れていなくても気兼ねなくおむつを替えられるっていうのは、大きいポイントですね。持ち込みのおむつでは替えるのを躊躇するような状態でも、使い放題であれば、どんどん清潔な状態に換えることができ、こどもたちをスッキリさせてあげられるので、先生たちも喜んでいます。

-保護者様のご感想は?

導入当初は、月額料金が高いとか、使ったことがない種類のおむつなので、おむつかぶれは大丈夫かなと心配する声がありました。でも実際に使い始めてみると、園がおむつをこまめに換えるので、おむつかぶれもなく、何も反対意見はありませんでした。
今となっては、おむつ外れが近くて数枚しか使わないのでサービスを解約してもいいような場合でも、おむつの持ち込みが面倒なので継続します、という方もいるくらいです。

車で登園される方が多いですが、駐車場から乳児棟まで距離があるので、おむつもお布団もとなると、運ぶのがかなり大変だったと思います。でも何よりおむつに名前を書くのが本当に大変だったみたいです。

納品されたおむつを収納する棚
トイレの近くのおむつ棚。サイズ別でわかりやすいですね!

-保護者様への登録の案内はどのようにされていますか?

保護者への案内は、入園説明会の時にチラシを使って案内しています。途中入園の方にもチラシを渡して、登録しておいてね、というだけで皆さんちゃんと登録できています。ご案内が手間だとか難しいということは特にありません。
乳児担当の先生は手ぶらについては全員把握していて、誰でも登録の流れなど簡単に説明できるようにしています。

-おむつの管理や発注についてなど、問題はありませんか?

届いたおむつの在庫は棚に詰めておいて、その日に使う分だけ出して、トイレの棚に持ってくるだけ。それだけの作業なので大変ということはありません。おむつの在庫置き場も、たくさん発注すると量が増えて大変だけど、すぐに届けてくれるので、多くなり過ぎないように様子を見ながら注文しています。
あまりパソコンが得意な方ではありませんが、それでもちゃんと発注できているので、全く問題はありません。

5箱以上での注文、という制限がありますよね。欲しいサイズだけ、もっと少ない箱数で注文できれば良いなと思います。サイズの組み合わせを考えて、なんとか工夫して注文しています。

また、使用済みのおむつの処理のサービスがあれば、他の保育施設様もとても助かると思います。ぜひ検討していただきたいです。

-保護者様の負担をなくしたいという思いから導入いただいたサービスが、先生方の業務も効率化し、お気持ちの負担をも軽減するお役に立っている様子で、とても光栄です。サービス改善の提案もいただき、とても勉強になりました。
この度は、貴重なお話をありがとうございました。

インタビューにお答えいただいた山村園長先生と秋山先生
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