『手ぶら登園』を通じて関わり合う子どもたち

園名:ぬくもりのおうち保育 城東中央園

地域:大阪府

施設形態:小規模保育園

定員数:17名

支払方法:保育園が負担


朝、保護者が持ってきたおむつ入りの荷物を預かり、カゴやロッカーに補充。足りなくなったらお声がけをし、場合によっては貸し出すことも…。そんな、たくさんのおむつに関する業務があった「ぬくもりのおうち保育 城東中央園」。『手ぶら登園』を導入してからはその負担も減り、日々の保育が楽になったとのことです。

導入してからの保育士と保護者、そして子どもたちの嬉しい変化についてお話を伺いました。

日々のおむつの悩み、サービス導入で全て解消

-『手ぶら登園』を導入する前のおむつの管理について教えてください。

トイレの中に一人ひとりのカゴを置き、そこに保護者さんが持ってきたおむつを入れる形でした。基本はカゴの中で管理していたのですが、入り切らない場合はそれぞれのロッカーに入れていましたね。おむつがあちこちにある状態で、残り枚数の把握も大変でした。

-保護者さんが持参し忘れてしまい、おむつが足りない…なんてこともあったのではないでしょうか?

ありましたね。「おむつがなくなりそうなので、持ってきてくださいね~」とお声がけしても、数枚しか持ってきてくださらない保護者さんもいて。それだと夕方まで持たず、無くなってしまうこともあるんです。足りない場合は保育園で貸し出すのですが、なかなか返ってこないことも…。

ですが、『手ぶら登園』を導入してからはそういったアクシデントもなく、円滑におむつの管理ができるようになりました。

-導入してから、管理の仕方は変わりましたか?

最初の頃はウォールポケットを用意して、そこにおむつを収納していました。当初はサービスを利用している子どもと、まだ利用していない子どもと混在していたので、保育士も覚えるのが大変でしたが、その後、本格的に『手ぶら登園』を法人負担で導入となり、今では全ての子どもが利用できるようになっています。導入前と同じくトイレの中にカゴを設置していますが、以前とは異なり、サイズで分けて収納する形です。

どの子がどのサイズなのか、カゴにつけたマークで分かるようにしているので、保育士もすぐに取り出せますし、子どもが自ら取りに行くこともあります。子どもたちもおむつの着脱に集中できるようになったので、とても助かっています。

「この園に来てよかった」「ぜひ入園したい!」嬉しい保護者の声

-保護者さんの反応はいかがですか?

皆さんとても満足されています。おむつを持ってこなくていいし、名前を書かなくてもいい。さらに、保育園で使うおむつ代もかからないので、いいこと尽くしですね。「この保育園に来て良かった!」とおっしゃる保護者さんもいますよ。

-とても好印象ですね。入園を検討される方の反応はいかがですか?

見学や入園説明会に来られた方々も、『手ぶら登園』の説明をすると皆さん喜んでいますね。このサービスのおかげで入園を決めてくださった保護者さんもいます。

小規模保育園では園児集めに苦労することもあると思いますので、『手ぶら登園』の導入は一つの強みになるかなと感じます。

-嬉しいお話をありがとうございます。現場の保育士さんはいかがですか?

私たち保育士も助けられています。導入する前は保護者さんから渡されたおむつをカゴやロッカーに補充する作業をしていたのですが、今はもうそれがなくなりました。ばたばたしていた朝の準備も、今では余裕を持って進められています。

おむつを通じて子どもたちが関わり、成長していく

-導入したことで、保育における変化は何かありましたか?

2歳児さんが、自分からおむつを取りに行けるようになりました。かつては子どもたちの手の届かないところにおむつを置いていたので難しかったんですが、今はまとめて下に置けるようになったんです。各サイズごとに付けたマークをしっかりと覚えているので、間違えることなく自分のおむつを持ってきてくれます。

子どもたちのできることが増えたんですね。

あと、1歳児の子どもたちの分も「取ってきたよ〜」と率先して持ってきて手渡してくれるんです。おむつを通じて、異年齢の子どもたちの関わりが増えていくのはとても嬉しいことですね。

保護者さんや私たちの負担を軽減するだけでなく、子どもたちの成長にも繋がっていると感じています。

-『手ぶら登園』をきっかけに子どもたちの行動も増え、成長していったのですね。とても素敵なお話を聞けて嬉しいです。ありがとうございました。

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